2011年08月30日    祇王井川水辺に咲く昼顔

 盛夏のある日、妓王が平清盛に造らせた祇王井川の水辺に、二輪の花が涼しげに咲いていた。

 この花の名前は、ヒルガオ。花柄のすぐ下にある2枚の葉の変形した苞で包んでいることから、この花に相違ない。 

 朝顔は早朝に咲くが、昼前にしぼむ。これに対して夜顔は夕方、花を咲かせて翌朝しぼむ。そして、昼顔は午前10時頃に咲き夕方に閉じるので、昼顔と言う。花の一生は半日。

祇王井川水辺に咲く昼顔 

 小説家の林芙美子(はやし ふみこ)さんの言葉「花の命は短くて、苦しきことのみ多かりき」だが、「花の命は半日、女の命は86年」となった。









同じカテゴリー(山野草 希望が丘)の記事画像
ひっそりと咲く黄エビネの記憶
キッコウハグマの不思議と自然への探求/鏡山
三上山でホトトギスとの出会い
自然との調和:サギソウの美
オオバノトンボソウの楽園:三上山の攪乱地帯での共生の物語
希望ヶ丘で見つけた貴重なキンラン
同じカテゴリー(山野草 希望が丘)の記事
 ひっそりと咲く黄エビネの記憶 (2024-12-22 21:53)
 キッコウハグマの不思議と自然への探求/鏡山 (2024-12-04 17:40)
 三上山でホトトギスとの出会い (2023-11-17 09:38)
 自然との調和:サギソウの美 (2023-10-01 16:08)
 オオバノトンボソウの楽園:三上山の攪乱地帯での共生の物語 (2023-07-20 16:01)
 希望ヶ丘で見つけた貴重なキンラン (2023-05-21 16:48)

Posted by nonio at 11:15 │Comments( 0 ) 山野草 希望が丘
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。