2010年04月13日    エイザンスミレそれともヒゴスミレ

  昨年、スミレと言えば、濃紅紫で、葉はすらっとしたへら形と決め付けていましたが、希望ケ丘(滋賀県希望ケ丘文化公園)へ行く途中、この僅かな道中で数々のスミレに出会い感動を覚えました。
スミレの仲間探し

 このことをウォーキング仲間に話していたら、一株のスミレを譲り受けました。名前もわからないまま、育てたものです。この時まで出会ったスミレの葉っぱの形状は、すらっとしたへら形・ハート形・円形などでありましたが、もらった株はスミレとは思えない鋭い切り込みのある葉っぱでした。

 彼女は長年、野洲市の地元で暮らしてきたヒトで、「この辺りの野山で採取した」と言っていました。こんな葉っぱのスミレはこの辺りで見たことがありませんでした。

 夏場には、木陰など半日陰になるような場所に移動して、毎日水遣り、液肥やりなど結構手間がかかりました。冬には枯れてしまい駄目かと思いそのまま放置しておいものです。今年になり立派に花を咲かせることが出来ました。

エイザンスミレそれともヒゴスミレ

 エイザンスミレそれともヒゴスミレ 
 早速、山野草に詳しい友達に写真のメールを送ったところ、葉っぱの切れ具合から「エイザンスミレ」との返答がありました。和名の由来は「比叡山に生える菫」ということからつけられたらしい。

 この言葉を頼りに、図書館で調べました。山野草の図鑑を眺めている内に、葉がエイザンスミレよりもさらに極端に細裂する点と花色が白い点が気になり始めました。

エイザンスミレそれともヒゴスミレ もう一度、葉っぱを観察すると5裂。どうやらスミレの名前は、「ヒゴスミレ」ではなかろうか?
 

 
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Posted by nonio at 11:51 │Comments( 3 ) 山野草
この記事へのコメント
JAZZさん

こんばんは

わざわざメールを送っていただき、ありがとう御座いました。
参考になりました。
Posted by noniononio at 2010年06月07日 21:49
はじめまして。
エイザンスミレを調べていてたどり着きました。
既にこちらの記事から時間が経ってしまいましたので、今更かもしれないのですが(^^;)。
エイザンスミレは葉の基部が3列に分かれ、ヒゴスミレは5列に分かれます。
こちらの葉の写真を見ると、5列に分かれているように見えますので、ヒゴスミレだと思います。
因みに、私の住む茨城ではエイザンスミレの花は殆どが純白ですが、紫から白まで変異が多いので、花の色での区別はつきません。
もし、参考になれば幸いです。
Posted by JAZZ at 2010年06月07日 20:18
こんばんは!
沢山咲いてますね~♪ 我が家でも咲いてます!
ヒゴスミレだと思いますよ。
よく殖え隣の鉢や地面からも顔を出してきました^^
エイザンスミレは少し違います、私の記憶ではエイザンには赤紫色がついていたように記憶していますが・・・違っていましたら御免なさい。
Posted by パルパル at 2010年04月16日 21:22
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