2015年09月01日 三上山の秘中の花「ミヤマウズラ」
三上山には色んな人がやってくる。・・・・近江富士と呼ばれる美しい姿の山に一度登ってみたい人、毎日朝早くから身体を鍛える人、また、休日に、森林浴のため、子供ずれの家族ずれ。そんな中、三上山の秘中の花、ミヤマウズラの開花を心待ちにしている一握りの人達がいる。私もその仲間だ。
このミヤマウズラの葉は濃緑色の地に白い網目の斑が入り、ウズラの羽の模様に似ているので、深山の鶉と呼ばれている。この模様の入り方が個体により様々あるので、マニアの収集対象になっている。美しいものは「錦蘭」と呼ばれ珍重されているようだ。
私は、網目模様には関心がないが、小花を一目見た時から愛でている。
鳥が翼を広げたような形をした淡い桃色の小花はいくら眺めていても飽きない。世の中で可憐さを表すものを探すと、北極海の寒流域に棲息する「クリオネ」を思いだす。この海の妖精に対してミヤマウズラは森の妖精だ。


昨年、三上山にミヤマウズラの存在を仲間を通じて知り、ずうっと育っていく様子を見守っていた。今回、風通しの良い別の林床に、ひっそりと咲く姿を見出し、軽い驚きと嬉しさを感じた。
殆どの人達にとっては、この山に登れたと言うことに満ち足りるだろう。が、ミヤマウズラを見守っている一握りの人達は、余り知られたくない秘めた別世界に踏み込んでいく快感があった。
同じ風景を通過して行っても、全く違った世界が存在していることが、何とも不思議に思えた。
このミヤマウズラの葉は濃緑色の地に白い網目の斑が入り、ウズラの羽の模様に似ているので、深山の鶉と呼ばれている。この模様の入り方が個体により様々あるので、マニアの収集対象になっている。美しいものは「錦蘭」と呼ばれ珍重されているようだ。
私は、網目模様には関心がないが、小花を一目見た時から愛でている。
鳥が翼を広げたような形をした淡い桃色の小花はいくら眺めていても飽きない。世の中で可憐さを表すものを探すと、北極海の寒流域に棲息する「クリオネ」を思いだす。この海の妖精に対してミヤマウズラは森の妖精だ。
三上山に咲く森の妖精「ミヤマウズラ」

昨年、三上山にミヤマウズラの存在を仲間を通じて知り、ずうっと育っていく様子を見守っていた。今回、風通しの良い別の林床に、ひっそりと咲く姿を見出し、軽い驚きと嬉しさを感じた。
殆どの人達にとっては、この山に登れたと言うことに満ち足りるだろう。が、ミヤマウズラを見守っている一握りの人達は、余り知られたくない秘めた別世界に踏み込んでいく快感があった。
同じ風景を通過して行っても、全く違った世界が存在していることが、何とも不思議に思えた。
ひっそりと咲く黄エビネの記憶
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