2019年03月18日    種ショウガの越冬に失敗

 
 鯖など青魚には、ショウガを添えて煮付けると、臭みも消え、美味しさが倍増。我が家のちょっとした必須食材である。

 手に入れられる生姜と言えば「ヒネショウガ」。2~3ヶ月貯蔵してから出荷されたものである。 一度、7~8月収穫される「みずみずしい葉ショウガも食したい」と思い立ち、育ててみることにした。

 さて、初めて植えるとなると、手こずるものだ。連作など含めてどのように植えるのか悩ましい。 生姜の後・先にジャガイモなどナス科を植えたら駄目らしい。でも、生姜とサトイモは相性がいいとか、悪いとか・・・・。長年野菜つくりの古老に、この話を持ち込むと、「いい相性だ」との一言だった。

 サトイモの畝には、枯草などを多量に株元に敷いている。同様に生姜も乾燥に弱いようである。共に、湿り気のある土壌を好む植物である。つまり、コンパニオンプランツの(共栄作物、共存作物)関係と云うのでなく、夏場の"かんかん“照り時に、サトイモの葉陰が生姜にとって心地よい居場所なのであろう。同様に、キューリやトウモロコシなどの草丈の高い野菜の日陰もよさそうだ。
元々、この植物は西南アジアが原産地であり、高温・湿潤な気候を好むようである。だから、乾燥そして寒さに気を付けなければと、推しはかった。

 兎に角、サトイモの畝に生姜を混植することにした。

 4月下旬頃に、遅霜の心配を気に掛けながら、「種生姜」を買い求めて、里芋の畝の中央辺りに小割りした50g程度の大きさの一片を適当な間隔で土に埋め込んだ。
ただ、里芋に影響を与えないようにとの気遣いから、本体が見えない程度に土を被せた。
 
 通常、生姜の土寄せは頻繁に行われるようだが、里芋も同様に水やり・乾燥防止で敷き藁など世話をしていので、生姜を取り立てて世話をすることもがなかった。 時折、里芋の生い茂った葉っぱの合間から覗き込み、育ちぐあいを確認していただけだった。つまり、ほったらかしだ。
里芋を育てる畝は有機物を充分に鋤きこんだ保水性の効いた土壌である。だから、生姜の芽が出た後の生育が、旺盛であった。秋の収穫時期、食べきれないほど、土の中からゴロゴロ。

 野菜を栽培すると、必ず持ち上がるのが、保管方法である。育てる以上に厄介である。

 生姜の保存に適していると言われているのは、気温15℃程度、湿度は90%くらい。 冷蔵庫の野菜室で、この条件を維持して保管するのも並大抵である。 さて、里芋の親芋の越冬方法など多々試みてきた。コツを知り得るのに数年かかった。見つけた答えは至って簡単なことだった。“育てたままの状態で掘り起こさず、もみ殻を畝に多量にかぶせる”ことであった。

 しかしながら、この試みは、見事に裏切られた。春頃掘り出したが、痕跡すらなく「皆無」であった。 いまのところ、育てる気も失せている。一方では、何ものにも代えがたい芳香と辛みを有する生姜を欲しい・・・・。
も少し深植えしてはとか、それとも冷凍保存などの方策を模索中である。
  
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Posted by nonio at 08:04 │Comments( 0 ) 家庭菜園
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