2017年12月08日    熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ

 
 2017年12月2日 暗い内から、国道161号湖西道路を走り、近江白浜水泳場へ向かった。ここで、第41回熱気球琵琶湖横断が行われる手筈になっていた。
比良山系の山沿いなのか小雨が降り出し、半ば諦め気味だが急いだ。 会場に近づくにつれて、しらじら明けはじめ、琵琶湖越しに朝日も射し込み、期待も膨らんだ。
 
 現地にすでに大勢の観客が詰めかけていたのには驚きだった。
バルーン愛好家達は、使い込まれた球皮を広げる人、籐で編まれたゴンドラを無造作に運搬車から運び出す人、バーナーの試運転で爆音をさせている人、各自それぞれ気ぜわしく動いていた。多分、天候もよく、穏やかな北西の季節風が吹き、対岸の東近江市まで辿りつくと、運営委員が判断したのであろう。

熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ 

熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ

 各エンベロープは、ガスバーナーの轟音とともに膨らんでいった。一度のフライトで一般家庭が使用する約1~2ヶ月分のLPGを消費すると言われるだけあって、爆発的なプロパンガスの燃焼は迫力満点。

 パンパンに膨らんだエンベロープは、次々に「むっくり」と起き上がってきた。
午前7時過ぎ、一つの気球が「ふわっ」と浮き上がるとそれに続いて、カラフルなバルーンが、一気に夜明けの大空へと繰り出していった。
 一番手に出ていくクルーは、勇気がいるな~と思いながら見守った。熱気球は風任せである。推進力を持たないバルーンは火炎を調整して、いち早く、季節風の気流に乗り、皆を先導しなければならないのであろう。

 湖畔から松林まで奥行きがあまりない。奥まった熱気球の離陸で、松の枝に引っかからないか心配だった。松の枝をかわしながら、「じわっと」大空に。 全て、無事離陸するまで、見届けていた。
何基飛び上がったのか、青空に舞う気球をおってみると30基弱だった。

 次の日は、稀に見る快晴だった。着地は、近い東近江市の大中の湖干拓地内の田んぼ もしくは、能登川水車駐車場近くと聞いていたので、湖畔沿いに付けられた近江八幡休暇村を経由する道路を辿ってみた。だが、気球の影すら見られなかった。

 電話確認すると「今日の熱気球琵琶湖横断は風がないため、町内飛行となりました」 との返答だった。

 今まで、熱気球は優雅で便利な乗り物と思っていたが、いくら天気が良くても、風上から風下に向かってしか飛べない乗り物なのである。途中で風が凪いでしまい、湖上に立ち往生では済まされない。
 
熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ
熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ


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白鬚神社の鳥居から熱気球を望む
熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ
全て飛び立った熱気球を勘定すると30基弱
熱気球が朝日を浴びて琵琶湖へ





 






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Posted by nonio at 08:38 │Comments( 0 ) 滋賀を歩く
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