2016年12月06日 美しすぎる「モネの池」
昨年から今年にかけて、岐阜県関市板取の「モネの池」がもてはやされている。カメラマンなどごく一部の人に知られていたが、テレビや雑誌で取り上げられ、多くの人に知られ、瞬く間に脚光を浴びるようになった。
掲載されている写真は、錦鯉が水中でなく、まるで薄緑色の異空間に漂っているように見え、幻想的な世界が広がっていた。
そして、 「モネの池」のネーミングが見事だ。
何でもないため池を、自称「名もなき池」と称しながら、クロード・モネの名画「睡蓮」を再現した「モネの庭」と言わずに、「モネの池」とした。このキャッチフレーズは新鮮さがあり、誰もが、少なからず、この名前に惹かれて行ってみたい・見たいとの衝動に駆られたのではないか。私もそう思って出かけた。
滋賀県南草津より東海北陸自動車道の郡上八幡ICを出て、国道256号線を南下。全長4571mのタラガトンネルを抜けると根道神社まで近い。車窓から人気がない集落を目で追っていたところ、突然、根道神社の脇の駐車場に自動車が見え、人であふれ返っていた。草津を出発して3時間半。ここは、山間の不便なところである。
睡蓮が水面にマット状に多量に繁茂すると、見苦しいが、むしろ少なすぎと思われた。その中で、睡蓮の色彩が鮮やかな赤色・紫色・黄色と多彩な葉っぱに焦点を定め、錦鯉が通過するのを待った。
ここは伏流水なので、底まで透き通っていた。モネの描かれた池は青みかかった空色だが、この池は木の葉や草の葉裏のような渋い薄緑色で不思議な雰囲気を醸し出していた。
ファインダー越しに覗いているとこの世界に溶け込むような錯覚さえ覚えた。
先導する鯉がいるのか、ピントに合わせた位置に一匹がやってくと、群れになった。 反射する光によって、刻々と変化する水面は、いつの間にか紅葉したもみじが写し込まれ、赤みの水面となった。写真は誰が撮っても素晴らしい出来栄えになる。だから、「モネの池」の人気が益々人気を呼び込んでいるのであろう。
私は、クロード・モネと言えば、カミーユのおぼろげな「日傘の女」を思いうかべるのだが・・・・・。





掲載されている写真は、錦鯉が水中でなく、まるで薄緑色の異空間に漂っているように見え、幻想的な世界が広がっていた。
そして、 「モネの池」のネーミングが見事だ。
何でもないため池を、自称「名もなき池」と称しながら、クロード・モネの名画「睡蓮」を再現した「モネの庭」と言わずに、「モネの池」とした。このキャッチフレーズは新鮮さがあり、誰もが、少なからず、この名前に惹かれて行ってみたい・見たいとの衝動に駆られたのではないか。私もそう思って出かけた。
滋賀県南草津より東海北陸自動車道の郡上八幡ICを出て、国道256号線を南下。全長4571mのタラガトンネルを抜けると根道神社まで近い。車窓から人気がない集落を目で追っていたところ、突然、根道神社の脇の駐車場に自動車が見え、人であふれ返っていた。草津を出発して3時間半。ここは、山間の不便なところである。
睡蓮が水面にマット状に多量に繁茂すると、見苦しいが、むしろ少なすぎと思われた。その中で、睡蓮の色彩が鮮やかな赤色・紫色・黄色と多彩な葉っぱに焦点を定め、錦鯉が通過するのを待った。
ここは伏流水なので、底まで透き通っていた。モネの描かれた池は青みかかった空色だが、この池は木の葉や草の葉裏のような渋い薄緑色で不思議な雰囲気を醸し出していた。
ファインダー越しに覗いているとこの世界に溶け込むような錯覚さえ覚えた。
先導する鯉がいるのか、ピントに合わせた位置に一匹がやってくと、群れになった。 反射する光によって、刻々と変化する水面は、いつの間にか紅葉したもみじが写し込まれ、赤みの水面となった。写真は誰が撮っても素晴らしい出来栄えになる。だから、「モネの池」の人気が益々人気を呼び込んでいるのであろう。
私は、クロード・モネと言えば、カミーユのおぼろげな「日傘の女」を思いうかべるのだが・・・・・。
澄んだ伏流水のモネの池は底まで見える



紅葉の赤色が映った水面

鯉より多い観光客・写真愛好家でごった返すモネの池

Posted by
nonio
at
18:35
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写真
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