2016年11月29日 小さな小さなドウダンツツジの紅葉/三上山
今まで、御上神社から三上山に登っていたが、このごろ、近江富士花緑公園『ふるさと館』から登ることが多くなった。このルートを愛用している人も見かけ、知人もできてきた。
山麓辺りには、群生とまでいかないが、ドウダンツツジ(灯台躑躅)が自生している。色彩が乏しくなる晩秋になるにつれて、葉っぱが色づき、もえるような深い紅色が際立った。
深みのある真っ赤な紅色は、まことの紅で『真紅色』、ふかい紅で『深紅色』と書き、両方とも「しんくいろ」と読む。
ドウダンツツジの紅葉は濃く冴えた紅色なので、私は『深紅色』の漢字の方が相応しいと思っている。
「ふと」眼を落とすと、数センチに満たない実生なのであろう、育っていた。
発芽したところが運が悪い。石ころだらけ。誰が見ても、定めは決まっている。
でも、親離れし、紅葉していた。
紅葉は、「成熟した木になるものと思ったが、小さくとも紅葉するものだ」、とこの日、気づいた。
しかし、よく考えてみると、ドウダンツツジは落葉樹。寒くなると、幹から葉っぱを切り離して命を繋いでいく木だった。だから、紅葉させていた。
この健気な紅葉が、より一層美しかった。



山麓辺りには、群生とまでいかないが、ドウダンツツジ(灯台躑躅)が自生している。色彩が乏しくなる晩秋になるにつれて、葉っぱが色づき、もえるような深い紅色が際立った。
深みのある真っ赤な紅色は、まことの紅で『真紅色』、ふかい紅で『深紅色』と書き、両方とも「しんくいろ」と読む。
ドウダンツツジの紅葉は濃く冴えた紅色なので、私は『深紅色』の漢字の方が相応しいと思っている。
「ふと」眼を落とすと、数センチに満たない実生なのであろう、育っていた。
発芽したところが運が悪い。石ころだらけ。誰が見ても、定めは決まっている。
でも、親離れし、紅葉していた。
紅葉は、「成熟した木になるものと思ったが、小さくとも紅葉するものだ」、とこの日、気づいた。
しかし、よく考えてみると、ドウダンツツジは落葉樹。寒くなると、幹から葉っぱを切り離して命を繋いでいく木だった。だから、紅葉させていた。
この健気な紅葉が、より一層美しかった。
希望が丘側の山麓は桧の林床にウラジロが群生

点在するドウダンツツジ(灯台躑躅)

小さな小さな紅葉

琵琶湖の鳥たちとの出会い/浮御堂
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四つ葉のクローバーが教えてくれたこと
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三上山でホトトギスとの出会い
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