2010年10月01日    ゴマ一升、医者要らず

  ゴマを収穫する時期になった。
今年は異常気象により野菜が枯れるなど被害に見舞われたが、ゴマは連日暑い日が続いても何食わぬ顔で成長し種子を結んだ。胡麻が生まれたところは、雨が少ない過酷なサバンナだったようだ。
 
 胡麻は、食べものとし主役にはならないが、ないのとあるのとでは大違い。ゴマを炒り、すったとたんに、なんとも言えないこうばしい香りを放つ。
 
 農家のおばさんは『「胡麻一升、医者要らず」と言い、嫁は、胡麻をせっせっと作ると家族に喜ばれた』と話してくれた。確か、胡麻は6000年もの歴史があり、あのクレオパトラや楊貴妃も「セサミオイル」を美容のために使っていたらしい。また、中国では、調味料や健康食品だけでなく、神明に通じる魔法の薬だったようだ。これを食べ続けると不老不死の仙人になると言われてきた。
 だが、乾燥・脱粒などの後処理に手間がかかり栽培する農家もいなくなった。現在、農薬の何かも分からない国から99.9%輸入している。そういった意味では、自作栽培は、超一級品である。

 さて、枝を刈り取り収穫すると結構のカサになる。乾燥させることを考えると少し医鬱(いうつ)だ。

 ゴマ一升、医者要らず 最近、朝鮮人街道を足繁く道標を探している。この街道は、中山道とは異なり田舎道を繋ぎ合わせたもので、農家の集落も通過していく。そして、この時期になると、軒下はゴマの枝を5~7本束ねて干してあるのを見かけた。

 よく観るとゴマが入ってあるサヤは上向けに干してあった。ダンボールなど敷物をしているが、そのまま立てかけてあった。これで、サヤには60粒ほどの種子があまりこぼれない様だ。私にとっては、これはちょっとした発見であった。

 本来、胡麻が子孫を繋いでいくためには、いち早くサヤからこぼれ落ちていくのが自然の姿であろうと思っていた。どうも違うようだ。人間を介して栽培されるようになり、サヤの烈開が必要になくなったようだ。それでも、人間が種を取り出し植えてくれから。


 早速、これを真似て1週間ほど乾燥させてみた。 目の荒い篩にかけて狭雑物を除き後、手選で細かいごみを除いた。さらに、泥などを除くため、丁寧に水洗いをして仕上げました。今年は、小さい虫も猛暑に耐え切れずごく僅かで、手選作業も苦にもならずに、はかどった。

 かって、胡麻干しは、秋の風物詩にもなっていたようだ。 「胡麻干すや束にくくりて門柱 」吉田冬葉


  ゴマ作りに初挑戦








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Posted by nonio at 09:35 │Comments( 0 ) 家庭菜園
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