2009年10月01日    ゴマ作りに初挑戦

 近隣の畑のおじさんから、「6~7月頃に、玉ねぎ・ジャガイモの収穫後、そのまま休耕させて置くのもいいが、夏場に強いゴマを植えると秋野菜の繋ぎとなり、都合が良いよ。」更に続けて「兎に角、自分で作ったゴマは、風味が感じられ、香りが何ともこたえられない。一度味わうと止み付きとなり、毎年作っているのだ」と教えてもらった。

 ゴマは、炒った後ゴマをすり鉢ですると、”こおばしい”香りが漂う。そして、殆どの食べ物にゴマを加えると美味しくしてしまう。この事から、「ごまかす/誤魔化す」と言う言葉は、いつの間にか、「話をはぐらかしたり、人を軽くだましたり」する意味に使われるようになっているのは、残念なことだ。
 一説には、江戸時代に「胡麻胴乱」という名物菓子があり、外から見ると、ごまの香りがしていかにも美味しそうに見えるのに、中にはあんが入っているわけではなく、空洞になっていた。別名「胡麻菓子」と呼ばれ、見せかけだけよくて内容の伴わないことや、目先のことばかりをとりつくろう言葉として使われるようになったとも言われている。

 また、この「ゴマをすり」と言う言葉は、最悪の言葉である。こびへつらったりする時「ゴマをする」と言いい、ゴマをする人のことを「ゴマすり」とも言う。 ゴマをすり鉢ですると、粒が割れ、油が浮き出て、べったりとすり鉢についてくる。この「ベタベタとくっついた」状況が、相手に調子を合わせて持ち上げたりする様子と似ている。つまり、ぺこぺこする人が手をこすり合わせるポーズが定着したものである。

 ゴマと言う言葉は、余りにもイメージ的に劣っている。使いたくない言葉になっている。

 さて、ゴマを英語で「sesame/セサミ」と言うが、この言葉は、なにかさわやかな感じが伝わる。70歳でエベレスト登頂に続き、75歳の年齢で再登頂に成功した三浦雄一郎さん「しっかりした食べ物と運動、そして生きがいがあれば、いつまでも元気でいられる」と語る。三浦雄一郎さんの健康作りに欠かさないのが、「セサミンE…」を愛飲…。
日本人には、セサミよりゴマが馴染みが深い。しかし、サントリー㈱はゴマと言う言葉から派生している嫌な連想を払しょくさせようとしたかどうかは、定かでないが、セサミを通したのは心憎い。

 ゴマは老化防止に優れている健康食品として熱い視線を浴びているが、日本で使用されるゴマは、その99.9%を輸入に頼っている寂しい限りの食べ物である。ゴマは、稲の伝来と同じく古くからの渡来作物であり、各地で作られていた。現在、国内の栽培は、作り手がなくなり鹿児島県喜界島など僅かである。この事からして、国産のゴマを手に入れることは殆ど出来ない。

 実際、作れば分かることだが、播種から収穫までの栽培には、それほど気にすることがない。問題は、刈り取り・乾燥・脱粒の手作業に余りにも手間と時間がかかり過ぎる。日本では労賃が高く到底採算が合わない。もうひとつ、害虫がかなり集まってくることが分かった。栽培時、そして刈り取り後、非常に小さい虫がゴマ粒に混じってくる。このため栽培時農薬が欠かせないと思った。やはり、昨年(NIKKEI NET 2008-11-07)ゴマ基準値を超える農薬やカビ毒が12回の違反が相次いで検出し、厚生労働省が検疫前の全量検査命令を出していた。
 輸入品には、農薬が混入しているものと覚悟しなければなりません。特に、ゴマの原産地は、熱帯であり、ミャンマー・ベトナム・タイ・スリランカ・スーダンそして中国である。安全な農薬の扱いに熟知しているとは、思えない。

安心して本来持ち備えている香り・風味を味わうために、栽培しか方法がない。早速、試し栽培を試みた。

 6月中頃白ゴマを播種し、2回程度間引きを行い、茎をどんどん生長させ1mほどになった。今年は晴天続きで他の植物が旱魃状態で枯れかかったが、ゴマは、何ら問題なく次々と花を咲かせ実を結んでいった。サヤの長さは3㎝程度ほどでその中に60粒ほどの種子が入っていた。かなり害虫に食い荒らされたが、農薬もやらなかった。9月中頃下部のサヤ部(写真1)が枯れてはじめたので刈り採った。1週間ほどカラカラに乾かすとサヤの頂の部分(写真2)からはぜる様に分裂し、種子が出てきた。紙を敷き、茎を逆さにして叩くとパラパラと落ちてきた種子は馴染みのあるゴマであった。手塩にかけて作り上げたゴマは僅かであったが、手間ひまが予想以上かかった。
やはりゴマを味わうには米である。焼きお握りにつぶした炒りゴマをかけてほおばってみた。 最高!。更に、ほうれん草のゴマ和えなども楽しんだ。

                     ゴマのかれんな花
ゴマ作りに初挑戦

                      茎を乾燥させたゴマ作りに初挑戦 

写真をクリックすると拡大
   写真1 乾燥前のサヤ     写真2 乾燥後のサヤ
ゴマ作りに初挑戦ゴマ作りに初挑戦   
      写真3 完成品       写真4 握り飯にゴマ
ゴマ作りに初挑戦ゴマ作りに初挑戦


 







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Posted by nonio at 16:51 │Comments( 2 ) 家庭菜園
この記事へのコメント
こんにちは。

うちも小さな畑を作っているので、胡麻、試してみたくなりました。
でも、虫のことを考えると、、、。

でも、輸入品の農薬のことは気になっていたので、試してみる
価値がありますね。
Posted by 風子風子 at 2009年10月02日 09:27
こんばんは。

昔々若かったころに、畑でゴマを作るといった私に、当時の姑さんは、『ゴマムシって言う大きな虫が来るから、やめてくれ』と、言いました。虫が嫌いな私は、すんなりあきらめました。

先日、姑さんの家の軒先に上の写真と同じように、ゴマの穂が干してありました・・・・・
Posted by ゆーママゆーママ at 2009年10月01日 22:14
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