2018年11月19日    比叡山に真っ赤な残照

 
 先日、比叡山の裾野に夕日が沈み、束の間、太陽の四方八方へ伸び出た残照が辺りをほんのり真っ赤に染めた。はじめて目にした神秘現象だった。

その後も、夕方になると「今日こそ」と思い、繰り返し出掛けた。そこは、比叡山の美しい姿が眺められる、人気もないのびやかな農道である。

この日の西方、いつもと違う鉛色の千切れ雲を見かけた。

「何かが起こる」と高ぶりを覚え、いそいそ出かけた
 ねらい目は、夕日が山並に沈んだ後、ほんのひと時だが、雲を美しく輝かせる光景だ。


 一点を中心に大規模な放射線状の赤色残光が、比叡山の左半分に現れた。僅か3分のできごとだった。  

比叡山に真っ赤な残照




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Posted by nonio at 05:15 │Comments( 0 ) 滋賀を歩く 四季
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