2014年06月08日 ソラマメの種から収穫まで
ソラマメのさやが空を向いているから空豆なのだ。地に根を下ろした途端、グングン空を目指して生長していくかっこうは、元気そのもの。この生命力あふれる姿に、あやかりたいとの思いで、育ててみた。
私も長年家庭菜園を行っているので、ソラマメをつくったこともあった。何時の頃か忘れてしまったが、3ツ苗を購入して、いとも 簡単に立派な莢(さや)が得られた。それほど難しい野菜でもないと、その時思った。 しかし、育てるのに全く問題がないわけでもない。
大粒の豆類は発芽が悪いとの話に関連して、空豆の育て方のコツとして、親茎は早めに切断して、支枝を育てることが大切だと、園芸の先生から教わったことがあった。本当に親茎を早々に切断しても大丈夫かなーと思いながら、また育て方が面白そうなので、観察することにした。

マメ科植物は、連作を嫌う。3~4年豆類を植えていない畝を選んだ。種まきの2週間前に豆類は酸性を嫌うので多少多めに苦土石灰100~150g/m²と堆肥スコップ3杯/m²を入れて耕した。更に1週間前に化成肥料70~80g/m²と別に過リン酸石灰少々を入れて畝を準備した。2条蒔きで畝間130cmにし、株間は40cmとした。無論特性のぼかし肥を一株毎に一握り施肥。
草勢旺盛で栽培容易な多収種と言われている「仁徳一寸(タキイ)」の種を取り寄せた。子実の大きさは3cm程度の大粒で、やわらかくて甘みに富み品質がよいと表示されていた。
10月20日ポットに播種・植え付け
秋に播種する豆類の植え付け時期は、悩ましい。大きくなり過ぎると霜にやられ、また遅すぎると育ちが悪いことから、10月20日播種とした。
黒い部分のオハグロの部分を下向きにして、2/3種子が土に隠れる程度に16ケのポットに一つずつ植えつけた。豆類は長い時間水に浸しておくのは良くないと聞いていた。また、大粒の種子には水をやらない方がよいので、乾き過ぎない程度に水をやって発芽させた。その結果、16粒中10粒発芽。 (14年4月有効の発芽率75%以上の表示に対して、62.5%とあまり良くなかった。やはり、大粒の豆の発芽率は思わしくなかった)


12月24日親茎摘心
低温期のため生長は緩慢だが、分枝が出てきた。7週間目5分枝となったので、指示通り親茎を摘心した。

1月15日笹で防寒対策
タキイ種苗から新種栽培の依頼を引き受けている友人の畑には、一本ずつ空豆に笹が突き刺していたので、真似てみた。冬の寒さで株が腐敗したり、凍害を起こさないように施しているといっていた。

5月7日側枝の分枝
私も長年家庭菜園を行っているので、ソラマメをつくったこともあった。何時の頃か忘れてしまったが、3ツ苗を購入して、いとも 簡単に立派な莢(さや)が得られた。それほど難しい野菜でもないと、その時思った。 しかし、育てるのに全く問題がないわけでもない。
大粒の豆類は発芽が悪いとの話に関連して、空豆の育て方のコツとして、親茎は早めに切断して、支枝を育てることが大切だと、園芸の先生から教わったことがあった。本当に親茎を早々に切断しても大丈夫かなーと思いながら、また育て方が面白そうなので、観察することにした。
空に向かって生長するソラマメ群

マメ科植物は、連作を嫌う。3~4年豆類を植えていない畝を選んだ。種まきの2週間前に豆類は酸性を嫌うので多少多めに苦土石灰100~150g/m²と堆肥スコップ3杯/m²を入れて耕した。更に1週間前に化成肥料70~80g/m²と別に過リン酸石灰少々を入れて畝を準備した。2条蒔きで畝間130cmにし、株間は40cmとした。無論特性のぼかし肥を一株毎に一握り施肥。
草勢旺盛で栽培容易な多収種と言われている「仁徳一寸(タキイ)」の種を取り寄せた。子実の大きさは3cm程度の大粒で、やわらかくて甘みに富み品質がよいと表示されていた。
10月20日ポットに播種・植え付け
秋に播種する豆類の植え付け時期は、悩ましい。大きくなり過ぎると霜にやられ、また遅すぎると育ちが悪いことから、10月20日播種とした。
黒い部分のオハグロの部分を下向きにして、2/3種子が土に隠れる程度に16ケのポットに一つずつ植えつけた。豆類は長い時間水に浸しておくのは良くないと聞いていた。また、大粒の種子には水をやらない方がよいので、乾き過ぎない程度に水をやって発芽させた。その結果、16粒中10粒発芽。 (14年4月有効の発芽率75%以上の表示に対して、62.5%とあまり良くなかった。やはり、大粒の豆の発芽率は思わしくなかった)
10月20日ポットに空豆の種子を播種

11月5日畑に植え付け

12月24日親茎摘心
低温期のため生長は緩慢だが、分枝が出てきた。7週間目5分枝となったので、指示通り親茎を摘心した。
12月24日親茎摘心

1月15日笹で防寒対策
タキイ種苗から新種栽培の依頼を引き受けている友人の畑には、一本ずつ空豆に笹が突き刺していたので、真似てみた。冬の寒さで株が腐敗したり、凍害を起こさないように施しているといっていた。
尚、彼の畑では、あまりにも多く植えつけているので、親茎を一々切断していないと言っていたが、家庭菜園では花の付きが良くない親茎は切断する方がよいと思っている。特に、親株の枝先につきやすいアブラムシの防止になる。

4月3日土寄せ・倒伏防止の紐で囲う
土寄せを行って株の倒伏を防ぎ、かつ、倒れないように周辺に支柱を立て紐で囲った。紫色の花が咲き出し、その花が枯れると中から緑色のサヤが見えてきた。化成肥料一握りを追肥。
1月15日笹で防寒対策

4月3日土寄せ・倒伏防止の紐で囲う
土寄せを行って株の倒伏を防ぎ、かつ、倒れないように周辺に支柱を立て紐で囲った。紫色の花が咲き出し、その花が枯れると中から緑色のサヤが見えてきた。化成肥料一握りを追肥。
側枝を5~6本として育て、余分な側枝をつけ根から摘み取るように心がけた。この時期、生長も遅いので、この作業が苦にもならなかった。
4月3日倒れないように紐で囲う

5月7日側枝の分枝
春先の気温上昇とともに生育速度も早まってきた。伸長とともに盛んに開花し、着莢を繰り返すようになった。莢が7~10個ついたら、側枝の先を切断して、実の充実を計った。
当然、側枝が次々と分枝してくるので、最低2週間ごとに枝を間引き5~6本を目安に保った。この作業は結構面倒だが、最も大切であった。たまたま、近くの畑で放置されたソラマメは、側枝がびっしり育ち20~25本となっていた。だが、殆ど実を結んでいなかった。
当然、側枝が次々と分枝してくるので、最低2週間ごとに枝を間引き5~6本を目安に保った。この作業は結構面倒だが、最も大切であった。たまたま、近くの畑で放置されたソラマメは、側枝がびっしり育ち20~25本となっていた。だが、殆ど実を結んでいなかった。
6月2日収穫
5月30日ソラマメは早めに収穫をした方が美味しいと聞いていた。そのタイミングを計っていた。上を向いていたさやが幾分下向きに垂れ下がり、莢の背筋が黒っぽく見え始めたので、一挙に収穫を行った。
さやの緑色が鮮やかで艶があるものを収穫した。生長が悪く葉っぱが黄色になった株の莢も、正常に育ったものと遜色ない大きさに育ったが、実は大きくなっていなかった。悪化した株は即座除き、他の側枝を生長させた方がよさそう。
仁徳一寸 16粒中10粒発芽が発芽。発芽率75%と表示されていたが、63%、さらに、生長が悪いものが2本あり、結局50%程順調に実った 8本の空豆を育てて、8.5㎏を収穫。 莢の重量は5.7㎏したがって、実質収穫量は2.8 ㎏であった。
ソラマメは痛みも早いので、早速、莢から豆を取り出して、沸騰したお湯に入れゆでた。5分茹でたところ、豆がボロボロ崩れかかった。その後、試行錯誤して意外と短い2.5分が適当であった。全て冷凍保管した。
さやの緑色が鮮やかで艶があるものを収穫した。生長が悪く葉っぱが黄色になった株の莢も、正常に育ったものと遜色ない大きさに育ったが、実は大きくなっていなかった。悪化した株は即座除き、他の側枝を生長させた方がよさそう。
仁徳一寸 16粒中10粒発芽が発芽。発芽率75%と表示されていたが、63%、さらに、生長が悪いものが2本あり、結局50%程順調に実った 8本の空豆を育てて、8.5㎏を収穫。 莢の重量は5.7㎏したがって、実質収穫量は2.8 ㎏であった。
ソラマメは痛みも早いので、早速、莢から豆を取り出して、沸騰したお湯に入れゆでた。5分茹でたところ、豆がボロボロ崩れかかった。その後、試行錯誤して意外と短い2.5分が適当であった。全て冷凍保管した。
6月2日収穫直前の空豆

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nonio
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家庭菜園
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