2009年06月20日   適正サイズのジャガイモ

 2~3年前、ジャガイモの栽培などは、安全で美味しいものを沢山収穫できるようにと、有機・無機肥料をどんどん施肥していました。
 
 ジャガイモは、肥料を与えるといくらでも大きくなり止まることをしません。それも、葉っぱが枯れるまで置いておくと、益々生長し”リンゴぐらいの大きさまでになります。このようになったジャガイモは、長時間煮ても、硬くておいしくないデンプン価の低い「水イモ」の割合が増え、また、肥大化したジャガイモは保存性が悪く腐り易い。

 話が代わりますが、「小粒でも実の締まった美味しいジャガイモ」とのうたい文句の通信販売を目にしたことがありました。言い換えますと、小粒のジャガイモの方が美味しいのではないかと想い、適正サイズを目指して栽培するやり方を昨年から試行錯誤しています。

 ジャガイモの栽培は、種イモ1ケに対して3~5本程度の芽が出てきますが、従前は、強勢な芽を残し1本仕立てにしていました。どうしても1~2ケは10cm以上の大型ジャガイモができました。そこで、今回は芽を抜かずにすべて芽をそのままにして小粒化を狙ってみました。 更に、肥料は始めにぼかし肥を1株当り一握り、僅かの化成肥料を施肥するだけにしました。従来では、土寄せ時に、追肥をしていましたが、今回は一切やりませんでした。そして、葉が青いうちに収穫しました。

 この結果、大きさは、6~7cm程度の粒ぞろいになったことに満足しています。無論、実の締まった土の香りが感じられるジャガイモでした。

 この考え方は、玉ねぎ、イモ類など色々の栽培にも通用しそうだ。だが、巨大化を目指すものもあります。例えばイチゴ、スイカ…等。

 




Posted by nonio at 18:33Comments(0)家庭菜園