2009年05月01日 7年越のアスパラガス
小生にとってアスパラガスとの初めての出合は、少年の頃、洋食料理の付き合せのサラダに入っていた。苦味があったことだけ覚えている。その後、昭和35~40年頃、グリーンアスパラガスが店頭にも少し並ぶようになったが、高級野菜であった。我が家の食卓にも豚カツの付け添えとして塩茹でされたグリーンアスパラガスが時々盛り付けされる程度であった。昔は、あまり馴染みのある食材ではなかった。
その当時、ホワイトアスパラガスは、”ウド”の仲間の野菜で、青い色がアスパラガスと思っていた。実は同じ植物で、栽培法が違うだけであることを知ったのは、かなり後で、野菜を育てるようになってからである。「白いアスパラガスは土の中で育て日光に当たらないようにして収穫される。反対にそのまま土をかけず日光にあてて育てるのがグリーンアスパラガスである」。
昔は、アスパラガスと言えば缶詰入りの白いホワイトアスパラガスが主であった。最近では、栄養的にグリーンアスパラガスのほうが優れているので、もっぱら店頭には緑色が並んでいる。いかにも新鮮で美味しそうである。その反面、滅多にホワイトアスパラガスは見かけられなくなった。国産の端境期には、オーストラリヤ、ニュージーランド、アメリカ産地名の付いた輸入品があり、周年出回っている。中国産は、みんな敬遠するのであろう見かけない。
最近の国産品は、輸入品よりボリュウーム感や食味の点から太い方が、人気があるようだ。小生も、太めを収穫するため、かなり深植えにして育てている。今回、2L級(長さ25cmで44g)以上のもが採れたので、悦に入っている。
色々のスーパーマーケットの野菜コーナーを眺めてみると面白い。この野菜は冷涼な気候を好むはずなのに、熱帯であるタイ産が「ミニアスパラ」として販売されているのを見かけた。このサイズの需要があるのだろう。小生が栽培していた時、1~2年目の若年株と同じ程度の太さである。気候の関係で年中採れ、休眠しないので細いのである。
アスパラガスの栽培には、一定の生育サイクルがある。春から秋の枯れるまで2メートル以上の茎に育ち、繁茂する。この時期では、養分の殆どは地上の茎葉に溜め込んでいる。この後、寒くなると一気に茎葉から地下の貯蔵根に養分は送られ、茎葉は枯れてしまい休眠期に入る。翌年は、この養分により萌芽し、この時期に収穫される春採りグリーンアスパラガスは立派なものが採れる。この四季の移り変わりによる自然の妙味が、外国産より太めのアスパラガスをはぐくんでいるのであろう。
アスパラガスの栽培のコツは、寒くなってくると茎葉が黄化し、枯れ始めるが、この黄化した時点で、茎葉が見苦しくなったとして刈り取ってしまってはいけない。黄化は、貯蔵根に養分を送る合図である。完全に枯れるまでそのまま放置して置くことが大事である。ここで、小生は、大失敗したことがある。
アスパラガスは、手間もかからず、農薬も殆どなしに栽培ができ、家庭菜園にとって欠かせない野菜である。栄養価も高く、有効成分も含む。ただ難点は、収穫できるまで3~4年かかることである。
ところで、小生にとっては、アスパラガスの栽培と相性が悪く、この春、7年目にしてやっと起動に乗せることができた野菜である。すなおに、アスパラガスに気に入られるよう作れば、決して難しいことがないのですが…。
当初、園芸店の片隅にほかすような扱いでアスパラガスの1年養生根が売られていたので、3本購入した。このことをスッカリ忘れてしまい、夏ごろに植え付けたが、苗が傷んでおり、細い若茎しか萌芽しなく茎は大きく生育しなかった。次の年に、3本追加購入し、忘れないようにと3月には植え付けた。これらあわせて、順調に茎葉が生い茂り、翌年も繁茂しました。無論、育てるだけで収穫はしませんでした。 アスパラガスは、3~4年目で初めて採ることが出来ることは知っていた。
昨年繁茂させた2年養生苗アスパラガス

問題は、ここからです。園芸店のおばさんのアドバイスとして「アスパラガスは、地下茎から延びるので畑の端に植えときやー」が妙に気にかかり、3年目に入り茎葉が黄化してきたので株を掘り起こし、畑の端に植え替えました。
1年目の失敗を含めて4年目の春には、株の貯蔵根に十分に養分が貯蓄されていると判断し、萌芽してきた若茎を何本も採りまくった。
その内、穂先が曲がってきたので、打ち止めにした。
ところが、この決断タイミングが遅く、細く貧弱な若茎しか萌芽してこなくなり、夏場には繁茂することもなかった。5年目の春には、ほんの僅かに萌芽がするのですが、しばらく経つと消えてしまうのです。何回も細い芽が出るのですが、どうしても育たないのです。根を掘り起こすと、無残にも表皮だけで、中身がなくなった大きな根だけになっていた。今から考えると、黄化したので、植え変えたこと、打ち止め時期の判断ミスなどが重なって枯らしてしまった。
仕方なく再び、2年養生の大型苗を2本購入し、徹底して施肥し、生長させた。
枝に多数の松葉のような細かい葉ように見えるのは、葉でなく枝が変化したものである。擬葉と呼ばれ、茎なのである。なんとも変った植物である。松葉状になれば、枝元まで太陽光が入射するのに都合がよい形だからであると言われている。
そして、本当の葉は退化しており、茎に着生した三角形のりん片状のものである。
この植物は、必然的に進化したのであるか、ただ単なる気まぐれの突然変異の過程なのであろうか。よく分かりません。
自然は気まぐれですから、ときどきおもしろい進化を見せます。
この春を迎え萌芽してきた。 以前失敗したしたので枯れた茎は、刈らずに一冬そのまま放置させた。
春を迎え萌芽してきたアスパラガス

今年4月には、2~3本の試し採りしただけで、大事に育てている。
4月末の立茎状態
美味しい採り立てアスパラガスは、緑色が濃く穂先まで絞まっていて、手でポキット折れるほど柔らかい。塩茹で後、シャッキとした歯ごたえとみずみずしさを楽しんでいます。保存する場合は、穂先を上に立てて冷蔵庫へ。横に寝かせると立ち上がろうとして余計なエネルギーを消耗してしまうので。
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その当時、ホワイトアスパラガスは、”ウド”の仲間の野菜で、青い色がアスパラガスと思っていた。実は同じ植物で、栽培法が違うだけであることを知ったのは、かなり後で、野菜を育てるようになってからである。「白いアスパラガスは土の中で育て日光に当たらないようにして収穫される。反対にそのまま土をかけず日光にあてて育てるのがグリーンアスパラガスである」。
昔は、アスパラガスと言えば缶詰入りの白いホワイトアスパラガスが主であった。最近では、栄養的にグリーンアスパラガスのほうが優れているので、もっぱら店頭には緑色が並んでいる。いかにも新鮮で美味しそうである。その反面、滅多にホワイトアスパラガスは見かけられなくなった。国産の端境期には、オーストラリヤ、ニュージーランド、アメリカ産地名の付いた輸入品があり、周年出回っている。中国産は、みんな敬遠するのであろう見かけない。
最近の国産品は、輸入品よりボリュウーム感や食味の点から太い方が、人気があるようだ。小生も、太めを収穫するため、かなり深植えにして育てている。今回、2L級(長さ25cmで44g)以上のもが採れたので、悦に入っている。
色々のスーパーマーケットの野菜コーナーを眺めてみると面白い。この野菜は冷涼な気候を好むはずなのに、熱帯であるタイ産が「ミニアスパラ」として販売されているのを見かけた。このサイズの需要があるのだろう。小生が栽培していた時、1~2年目の若年株と同じ程度の太さである。気候の関係で年中採れ、休眠しないので細いのである。
アスパラガスの栽培には、一定の生育サイクルがある。春から秋の枯れるまで2メートル以上の茎に育ち、繁茂する。この時期では、養分の殆どは地上の茎葉に溜め込んでいる。この後、寒くなると一気に茎葉から地下の貯蔵根に養分は送られ、茎葉は枯れてしまい休眠期に入る。翌年は、この養分により萌芽し、この時期に収穫される春採りグリーンアスパラガスは立派なものが採れる。この四季の移り変わりによる自然の妙味が、外国産より太めのアスパラガスをはぐくんでいるのであろう。
アスパラガスの栽培のコツは、寒くなってくると茎葉が黄化し、枯れ始めるが、この黄化した時点で、茎葉が見苦しくなったとして刈り取ってしまってはいけない。黄化は、貯蔵根に養分を送る合図である。完全に枯れるまでそのまま放置して置くことが大事である。ここで、小生は、大失敗したことがある。
アスパラガスは、手間もかからず、農薬も殆どなしに栽培ができ、家庭菜園にとって欠かせない野菜である。栄養価も高く、有効成分も含む。ただ難点は、収穫できるまで3~4年かかることである。
ところで、小生にとっては、アスパラガスの栽培と相性が悪く、この春、7年目にしてやっと起動に乗せることができた野菜である。すなおに、アスパラガスに気に入られるよう作れば、決して難しいことがないのですが…。
当初、園芸店の片隅にほかすような扱いでアスパラガスの1年養生根が売られていたので、3本購入した。このことをスッカリ忘れてしまい、夏ごろに植え付けたが、苗が傷んでおり、細い若茎しか萌芽しなく茎は大きく生育しなかった。次の年に、3本追加購入し、忘れないようにと3月には植え付けた。これらあわせて、順調に茎葉が生い茂り、翌年も繁茂しました。無論、育てるだけで収穫はしませんでした。 アスパラガスは、3~4年目で初めて採ることが出来ることは知っていた。
昨年繁茂させた2年養生苗アスパラガス

問題は、ここからです。園芸店のおばさんのアドバイスとして「アスパラガスは、地下茎から延びるので畑の端に植えときやー」が妙に気にかかり、3年目に入り茎葉が黄化してきたので株を掘り起こし、畑の端に植え替えました。
1年目の失敗を含めて4年目の春には、株の貯蔵根に十分に養分が貯蓄されていると判断し、萌芽してきた若茎を何本も採りまくった。
その内、穂先が曲がってきたので、打ち止めにした。
ところが、この決断タイミングが遅く、細く貧弱な若茎しか萌芽してこなくなり、夏場には繁茂することもなかった。5年目の春には、ほんの僅かに萌芽がするのですが、しばらく経つと消えてしまうのです。何回も細い芽が出るのですが、どうしても育たないのです。根を掘り起こすと、無残にも表皮だけで、中身がなくなった大きな根だけになっていた。今から考えると、黄化したので、植え変えたこと、打ち止め時期の判断ミスなどが重なって枯らしてしまった。
仕方なく再び、2年養生の大型苗を2本購入し、徹底して施肥し、生長させた。
枝に多数の松葉のような細かい葉ように見えるのは、葉でなく枝が変化したものである。擬葉と呼ばれ、茎なのである。なんとも変った植物である。松葉状になれば、枝元まで太陽光が入射するのに都合がよい形だからであると言われている。
そして、本当の葉は退化しており、茎に着生した三角形のりん片状のものである。
この植物は、必然的に進化したのであるか、ただ単なる気まぐれの突然変異の過程なのであろうか。よく分かりません。
自然は気まぐれですから、ときどきおもしろい進化を見せます。
この春を迎え萌芽してきた。 以前失敗したしたので枯れた茎は、刈らずに一冬そのまま放置させた。
春を迎え萌芽してきたアスパラガス

今年4月には、2~3本の試し採りしただけで、大事に育てている。
4月末の立茎状態

美味しい採り立てアスパラガスは、緑色が濃く穂先まで絞まっていて、手でポキット折れるほど柔らかい。塩茹で後、シャッキとした歯ごたえとみずみずしさを楽しんでいます。保存する場合は、穂先を上に立てて冷蔵庫へ。横に寝かせると立ち上がろうとして余計なエネルギーを消耗してしまうので。
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Posted by
nonio
at
19:07
│Comments(
1
) │
家庭菜園
この記事へのコメント
こんばんは
立派なアスパラが顔を出していますね~♪
その性質を解らないと、良いと思ってしたことが誤っている事ってありますね。
nonioさんは研究熱心ですから、アスパラも幸せです~♪
お肉で巻くのに、よく小さいアスパラを使っています。
立派なアスパラが顔を出していますね~♪
その性質を解らないと、良いと思ってしたことが誤っている事ってありますね。
nonioさんは研究熱心ですから、アスパラも幸せです~♪
お肉で巻くのに、よく小さいアスパラを使っています。
Posted by パル
at 2009年05月02日 18:39

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