2008年11月25日 落花生の栽培と料理
日付2008年11月14日
中国産の落花生は、非常に値段が安く、多量に出回っています。しかし、安全性からすると、真に不安です。
2007年9月16日3時7分配信 毎日新聞
落花生に関するニユースでは、「厚生労働省は8月28日、中国産の落花生で殺虫剤など残留農薬の基準違反が増えたため、このままでは包括的な輸入販売禁止になる恐れがある」と中国政府に通知した。
一方、国産は、安心だが驚くほど値段が高い。
このような背景から、安心して、そして美味しい落花生を栽培することにした。
9月18日落花生の栽培の一部
園芸サークルの仲間から、サヤ付き落花生を10粒ほど譲り受け、4月中頃芽だし後植えつけ。土壌は、有機栽培をしているので、十分肥沃です。一度化学肥料をやる程度。栽培の上での世話としては、黄色い花が開花後、子房柄が土中に入って行く段階で、上から土を2回被せた。それだけです。
11月中旬、落花生の葉が枯れかかり収穫。 初めて栽培にしては予想以上のできばえでした。
ところで、問題は、これからです。
とに角、サヤに土が付いているので、水洗い後2~3日干した。いざ、食べられるようにするにはどうしたらいいのか方法がわからない。色々考えあぐんだ結果、塩茹も考えられるが、香ばしさは、炒る方が、勝ると判断。
次に、サヤごと炒るのは大変そうに思ったが、弱火のフライパンで10分程度炒ってみた。サヤが少し焦げてきたので試食してみたが、”生”。結局、サヤを割って豆を引っ張り出すことにした。
1)サヤの割り方
これがまた大変。はじめは、無暗にサヤを割り中身を取り出したが、指先が悲鳴をあげた。
その内、簡単に割れる時があり、サヤをよく観察すと、丸部分は、繊維が集まり硬い。少し尖がっている部分は、意外につぶしやすいことが分かった。更に、木槌を持ち出し、「こつん」と軽く叩き割れ目を入れ、サヤの反対にも割れ目入れ、そこから捻ると簡単に豆を取り出せた。この割る作業は、延々と続き、腰も痛くなり嫌になったが、「やれやれ」最後のひとつになった。
2)炒り方のコツ
炒り方も色々あるので試行錯誤だった。
結論としては、フライパンで炒った後、電子レンジで連続加熱でなく、1~1.5分程度加熱を繰り返すことが大切。なぜなら、豆内部の水分の拡散速度が律速になっているので、一旦電子レンジから出し、時間を置くことがコツ。
・まず、フライパンで薄っすらとこげめが付く程度に炒る。
・何枚かの皿に万遍なく一列に豆を並べる。
・電子レンジで強1~1.5分かけ、取り出し、次の皿と入れ替え繰り返す。
始めは取り出した皿の表面には、水分が付着しているのでかき混ぜ水分を蒸発させ一時放置。順次、再び電子レンジにいれる。皿に落花生を落とすとまだ鈍い音が出ている間は、続ける。「カラカラ」した音になると出来上がり。
サヤから剥く フライパンで炒る 4枚の皿で電子レンジ 袋詰
出来上がりの落花生とコーヒーで最高のひと時
購入した南京豆と私の作った南京豆の違いは、皮の色がピンク色。
無論コーヒーは、中挽き豆。水は、鈴鹿峠越え坂下の湧き水。