2021年01月22日    寒波の贈り物「しぶき氷」

 
 年末年始は「数年に一度の寒さが襲来する」との警告通りになった。近江富士の山頂がマイナス7℃と、この方、経験したことがない冷え込みに震い上がった。
8日、強い冬型の気圧配置となった滋賀県内は、大津で最低気温がマイナス3.4℃となり、県内全ての観測所で氷点下を記録。その上、風が強く、南小松(大津市)で午前9時最大瞬間風速20メートルを観測した。

 この強風を伴う寒波は、厳しい底冷えを送り込んでくる。が、「しぶき氷」と言う造形美も届けてくれる。数年前、たまたま「しぶき氷」という稀に現れる自然現象を知った。そこは滋賀県守山市木浜町。

 早速、湖岸道路沿いの木浜駐車場に出かけた。
すでに自動車で埋め尽くされ、湖畔縁に大きいガラス細工のような氷柱が出来上がっていた。
比叡山からの吹きおろしの風が、荒れ狂い、西風にあおられた波が、次から次へと岸辺に押し寄せていた。護岸壁や岩にぶち当たっては、飛沫が舞い上がっていた。氷点下での水滴が、草木を直撃し、たちまち氷結していった。

 家族連れやカメラを持った人が、めいめい品定めした「しぶき氷」の前でしゃがみ込み、興味深そうに見入っていた。
この凍えるような厳寒に拘わらず、思いのほか大勢の人が来ていることに、驚かされた。最近のコロナ禍の閉塞的な生活に嫌気をさし、解放感を求めて出かけてきたようだ。

 ところで、私にとって、あまりにも成長した氷柱は、風情が感じられず、むしろ、琵琶湖にそぐわしい光景ではなかった。
風向きが変わる頃に起きる夕なぎを狙ってみた。

私の予想通り、夕日に映える葦の氷結が出現していた。琵琶湖に打ってつけの冬の風物詩にであった。

強風による高い波と氷点下の気温が作り出した幻想的な「しぶき氷」
寒波の贈り物「しぶき氷」
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Posted by nonio at 10:40 │Comments( 0 ) 滋賀を歩く
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