2019年02月16日 手間いらずの黒マルチかけジャガイモ作り
一昔前、何でも試したがり屋の園芸のメンバーから、ジャガイモを黒マルチに覆って栽培しているところを見せてもらったことがあった。黒マルチシートを剥がすと、むき出しのジャガイモがゴロゴロ。 その当時、黒マルチが高価で、干し草、敷きわらなどの天然マルチが主流だった。この栽培に、「なぜ、黒マルチを敷くのであろう」との思いだけで、関心もなかった。
それはともかくとして、近年、私の周りの畑に、やたらとジャガイモ栽培に黒マルチが敷かれてきた。
黒マルチは土の乾燥や雑草防止と地温を上げることくらいに使用されていると、思っていたが、そうではないようだった。
ジャガイモの株に出た茎が膨らんで芋になってくると、日光に晒され、緑化してしまう。だから、何回も株元の土寄せをしていた。それはそうと、日光が遮断できる黒マルチを施すと、土寄せをしなくてもよいことに思い当った。まさしく手間がなくなるということだ。
長年培ってきた方法を変えるとなると、ちょとしたことだが色々ある。 問題は、黒マルチ緑化対策が充分なのか、株周りの露出部を最小限にマルチを張れるか、もうひとつは、堆肥の入れ方。
取り敢えず、黒マルチにナイフで十文字の切れ込みを入れて、ジャガイモ栽培を試みた。シートがかぶっていれば問題がないが、株周辺の露出部が広いところでは、緑化してしまった。 出来るだけ日光を遮るため、株周辺の切り込み面積を小さくさせたいのだが・・・・・。
それではと、種イモを植えつけた箇所に縦方向にだけ切り込みを入れ、シートを幾分縦方向に引っ張り、シート押え用具を打ち込んで露出部を出来るだけ最小にしたが、充分とは言えなかった。
何回も試作している内に、種イモを植えつけた箇所に切り込みを入れずに、発芽して黒マルチを押し上げてくるので、その部分だけ、横方向に切り目を入れ、黒マルチを横方向に引っ張りシート押え用具を打ち込んで露出部を最小限にして、おおむね問題を解決できた。尚、シートの端は全て、埋めてしまうことだ。そうすれば、マルチの四方がしっかりと固定化できるので風などでめくれることがない。
2016年から現在まで3年かかりだ。植物に関わる問題を見極めるには、生長するまで待たなければならないので、やたら時間がかかる。
ジャガイモの追肥の入れ方だ。植え付けから約30日経った頃に、芽かきを行う時と同時期に追肥、そして、発芽して20日ほどすると土の中で実が肥大し始める頃に、追肥が一般に推奨されている。
ところで、畝が黒マルチで覆われるので、追肥がやりにくい。元肥をやる時に、追肥も同時に行えないか・・・・・。
元肥としては、無料配布されている草木の腐熟堆肥をふんだんに鋤きこみ。 更に、30~35cmで種芋を並べて芋と芋の間に一握りの魚かす粉末と油かすなど配合した自家製の発酵有機肥料を施肥している。そこに、複合化学肥料も元肥として育ててみた。
全く追肥しなかった結果、肥料切れで見事失敗に終わった。私は「きたあかり」を主に育てているのだが、この品種は元々、クズ芋ができやすい傾向あるのだが、全体に小ぶりで、ピンポイント玉のクズ芋が多量に発生してしまった。
昨年は、試しに、一度に溶け出さないように表面を樹脂などで覆われた、緩効性の被覆複合肥料化学肥料を買い求めた。
この化学肥料を一握り、元肥として施肥した。この方法で追肥せずに結構うまくいったので、今年も再現してみようと考えている。
念のために、元肥には石灰はやらないことだ。㏗の高い土壌を好む「ほうれん草」の前作でも、イモの表皮が「あばた状」のそうか病が発生したことがあったので、注意をしている。無論5年程度ジャガイモが連作していない畝を選択している。
3月14日 畝つくり 4月10日 発芽 5月26日 生長 6月14日 収穫





それはともかくとして、近年、私の周りの畑に、やたらとジャガイモ栽培に黒マルチが敷かれてきた。
黒マルチは土の乾燥や雑草防止と地温を上げることくらいに使用されていると、思っていたが、そうではないようだった。
ジャガイモの株に出た茎が膨らんで芋になってくると、日光に晒され、緑化してしまう。だから、何回も株元の土寄せをしていた。それはそうと、日光が遮断できる黒マルチを施すと、土寄せをしなくてもよいことに思い当った。まさしく手間がなくなるということだ。
長年培ってきた方法を変えるとなると、ちょとしたことだが色々ある。 問題は、黒マルチ緑化対策が充分なのか、株周りの露出部を最小限にマルチを張れるか、もうひとつは、堆肥の入れ方。

それではと、種イモを植えつけた箇所に縦方向にだけ切り込みを入れ、シートを幾分縦方向に引っ張り、シート押え用具を打ち込んで露出部を出来るだけ最小にしたが、充分とは言えなかった。
何回も試作している内に、種イモを植えつけた箇所に切り込みを入れずに、発芽して黒マルチを押し上げてくるので、その部分だけ、横方向に切り目を入れ、黒マルチを横方向に引っ張りシート押え用具を打ち込んで露出部を最小限にして、おおむね問題を解決できた。尚、シートの端は全て、埋めてしまうことだ。そうすれば、マルチの四方がしっかりと固定化できるので風などでめくれることがない。
2016年から現在まで3年かかりだ。植物に関わる問題を見極めるには、生長するまで待たなければならないので、やたら時間がかかる。
ジャガイモの追肥の入れ方だ。植え付けから約30日経った頃に、芽かきを行う時と同時期に追肥、そして、発芽して20日ほどすると土の中で実が肥大し始める頃に、追肥が一般に推奨されている。
ところで、畝が黒マルチで覆われるので、追肥がやりにくい。元肥をやる時に、追肥も同時に行えないか・・・・・。
元肥としては、無料配布されている草木の腐熟堆肥をふんだんに鋤きこみ。 更に、30~35cmで種芋を並べて芋と芋の間に一握りの魚かす粉末と油かすなど配合した自家製の発酵有機肥料を施肥している。そこに、複合化学肥料も元肥として育ててみた。
全く追肥しなかった結果、肥料切れで見事失敗に終わった。私は「きたあかり」を主に育てているのだが、この品種は元々、クズ芋ができやすい傾向あるのだが、全体に小ぶりで、ピンポイント玉のクズ芋が多量に発生してしまった。
昨年は、試しに、一度に溶け出さないように表面を樹脂などで覆われた、緩効性の被覆複合肥料化学肥料を買い求めた。
この化学肥料を一握り、元肥として施肥した。この方法で追肥せずに結構うまくいったので、今年も再現してみようと考えている。
念のために、元肥には石灰はやらないことだ。㏗の高い土壌を好む「ほうれん草」の前作でも、イモの表皮が「あばた状」のそうか病が発生したことがあったので、注意をしている。無論5年程度ジャガイモが連作していない畝を選択している。
3月14日 畝つくり 4月10日 発芽 5月26日 生長 6月14日 収穫





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