2015年08月29日    雑草の女王「メヒシバ」に占領された畑

    野菜作りの畑仕事は、土を耕し、種を植え、肥料を施し、収穫することと思われている。その現実とは、春から夏にかけて雑草に追いかけられる日々。つまり、7~8割の作業が草刈りなのだ!

 夏本番の草刈りは過酷過ぎてハンパでない。だが、一度も除草剤で雑草をことごとく根絶しようと思ったことがない。除草剤を噴霧したとたんに、青々していた草が瞬く間に褐色化し死滅してしまう。この光景を目にすると空恐ろしくなる。

 だから、私はいくら手間がかかっても、手で刈っている。この作業には氷入りの水筒が欠かせない。そして、忘れてはならないのが、蚊取り線香。自然に対して謙虚に接しなければいけないと思っている。

畑の空き地にびっしりと雑草
雑草の女王「メヒシバ」に占領された畑

 まず、畑に、わがもの顔で侵入し蔓延している2つの草の名前を知らなければ始まらない。ヒシバ(日芝)とは、日の当たるところによく生える芝のような草という意味で付けられ、頭に男と女の文字が付けられ区別されている。写真で示す通り強そうなのがオヒシバ「男日芝」。弱々しいのがメヒシバ「女日芝」。

 オヒシバにはしっかりとした茎があり、別名「チカラグサ」や「相撲取り草」と呼ばれている。 私の子供のころ、炎天下の野山で、丈夫そうなチカラグサを探してきては遊んだものだ。お互い花穂を茎に巻き付け、相手のチカラグサの結び目に自分の草の茎を通して、茎を引っ張り合う。花穂が結び目からちぎれ落ちると、勝負ありである。自然との付き合いの中で知った馴染み深い草であった。

オヒシバ「男日芝」
雑草の女王「メヒシバ」に占領された畑
メヒシバ「女日芝」
 雑草の女王「メヒシバ」に占領された畑

 わが畑で、傍若無人の振る舞いをしているが、もう一つのメヒシバである。 畑の空き地があると、陸上自衛隊の匍匐(ほうふく)前進のように陣地を拡大していく。伸びていく節をつくりそこから根を張って、養分を補給しながら自分の居場所を確保すると、立ち上がってくる。ネギ・サツマイモなどの畝では、茎と張り合うように高さに負けまいと直ぐに立ち上がり、太陽を求めて伸びあがってくる。オヒシバと違って、したたかな生き方をしている。

 この節が曲者である。 茎に節を持ったことで、刈られても折られても節からまた生長してくるのである。例えばメヒシバを耕運機で耕しでもすれば、節をばら撒くようなものである。緑堆肥として、刈り取り放置しても再生してくる。
 厄介なのは茎の先に花穂をつける。種子は一株あたり2万∼ 6万粒種子を実らせると言われて、一度に発芽せず逐次発芽してくるから、取っても取っても生えてくる。だから、メヒシバは「雑草の女王」とも呼ばれる由縁である。

 この「雑草の女王」も太刀打ちが出来ない野菜がいる。「おくら」である。暑さにも強く草勢が強いオクラが育っている畝では、この「雑草の女王」も育たずひょろひょろ。女王の面影が見られない唯一の姿である。このことを活用できる手段がないものか現在思案中。

 今のところ、メヒシバが畑に侵入してくれば、花穂ができる前に、根から引き抜く以外の方法が見つからない。 

 前々から適切でない植物のネーミングがあったが、オヒシバ「男日芝」に対比して、オヒシバ「女日芝」とは、上手く言ったものだ。




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Posted by nonio at 05:59 │Comments( 0 ) 家庭菜園 山野草
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