2015年11月03日 発酵促進剤なしでぼかし肥の作り方
油かす・こめぬか・魚かすの3つの素材に醗酵促進材を仕込み、ぼかし肥をつくってきました。化学肥と違って、好機性の微生物の力を使ってこれらの成分が50~60℃まで発熱・発酵して、始めて植物が吸収できる肥料になるのです。
ところで、 この醗酵促進材が案外高くつきます。できればこれを添加せずにぼかし肥が出来ないかと考えていました。そして、私の畑に住んでいる土菌が最も効果的な発酵促進剤になるのではないかと、思っていました。
取りあえず、微生物がいる有機培養土を入手して、どの程度添加すれば、発熱・発酵が開始するのか、その目安を得るためのテストを試みました。
約35ℓ発泡スチロール製トロ箱に表1の通りを配合。配合割合はぼかし肥料の油かす・こめぬかを等量とし、魚かすは1割。培養土は容積比率1・2・3割りの3水準に変えてあります。容積比率とは、1ℓ容器の添加回数。
テスト結果は以下の通りです。
テスト1では全く発熱しない。
テスト2ではわずかに発熱。
テスト3で発熱した。温度は56℃まで上昇したことを確認しました。
この実験で分かったことは、発酵促進剤の代替えとして有機培養土を3割程度、配合すれば、発熱発酵することです。
素材・発酵の仕方・容器など基本的なことはぼかし肥の作り方を参照してください。
以上の基礎テストを踏まえて、実際のぼかし肥のつくり方は、畑の草を2年堆積させた堆肥に、油かす・こめぬかを各3割と魚かす1割を配合させて、4日ほどで発酵します。なお、冬場であれば時間がかかります。また、脱臭させたいとか、発酵が不十分な場合には発酵促進剤コーランネオなどで、仕上げることもあります。
ところで、 この醗酵促進材が案外高くつきます。できればこれを添加せずにぼかし肥が出来ないかと考えていました。そして、私の畑に住んでいる土菌が最も効果的な発酵促進剤になるのではないかと、思っていました。
取りあえず、微生物がいる有機培養土を入手して、どの程度添加すれば、発熱・発酵が開始するのか、その目安を得るためのテストを試みました。
約35ℓ発泡スチロール製トロ箱に表1の通りを配合。配合割合はぼかし肥料の油かす・こめぬかを等量とし、魚かすは1割。培養土は容積比率1・2・3割りの3水準に変えてあります。容積比率とは、1ℓ容器の添加回数。
左よりこめぬか・油かす・有機培養土・魚かすの4種類
表1 各素材の添加の容積比率
テスト | こめヌカ | 油カス | 培養土 | 魚カス | |
水準1 | 4 | 4 | 1 | 1 | |
水準2 | 3.5 | 3.5 | 2 | 1 | |
水準3 | 3 | 3 | 3 | 1 |
テスト結果は以下の通りです。
テスト1では全く発熱しない。
テスト2ではわずかに発熱。
テスト3で発熱した。温度は56℃まで上昇したことを確認しました。
この実験で分かったことは、発酵促進剤の代替えとして有機培養土を3割程度、配合すれば、発熱発酵することです。
素材・発酵の仕方・容器など基本的なことはぼかし肥の作り方を参照してください。
以上の基礎テストを踏まえて、実際のぼかし肥のつくり方は、畑の草を2年堆積させた堆肥に、油かす・こめぬかを各3割と魚かす1割を配合させて、4日ほどで発酵します。なお、冬場であれば時間がかかります。また、脱臭させたいとか、発酵が不十分な場合には発酵促進剤コーランネオなどで、仕上げることもあります。
油かす・こめぬか・草腐熟堆肥各3割と魚かす1割配合の発酵状態
Posted by
nonio
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17:48
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家庭菜園
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