2017年06月01日    「竹が花を咲かせる」希望が丘の山林

 
  5月26日希望が丘敷地内の鏡山の善光寺川源流で、竹が花を咲かせていた。奥鳴谷広場から鳴谷池にいく途中の小規模な竹林である。この辺りは、倒木したり、枯れた樹々が放置され、自然があるがままになっているところだ。

 竹は60年~120年に一度花を咲かせ、その一生を終わるということは聞いていたが、実際、目の当たりにしたのは初めてであった。

 「竹の花は、きれいな色をしているらしいが、この花は既に時間が経って、くすんでいる」、と誰かが言っていた。
辺り一帯の竹が枯れかかっているのを見ながら、
「竹は地下茎でつながっているので、 若い竹も古い竹も一斉に花を咲かせる。そして、花が咲くと全部枯れてしまう」、と職員の方が話していた。

 竹は花を咲かせなくても、長い年月地下茎によって子孫を殖やしていけるのだが、自分の死期を感じとったのであろう、オシベとメシベが交配をして、種に変身して新しく出直す準備をしていたのであろうか?それとも、人には感じ取れない天変地異を感じ取って、その備えをしているのであろうか。

昔から、竹に花が咲くと凶事の前触れと恐れられたようだが、ミステリーに富んだ出来事に遭遇してしまった。

「竹が花を咲かせる」希望が丘の山林
「竹が花を咲かせる」希望が丘の山林





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