2016年01月16日    一ヶ月早い守山公園の菜の花/TBS「ひるおび!」

 
  TBS「ひるおび!」は、昨日今日起こったニュースを、恵俊彰さんの目線から疑問を投げかけ、呼ばれた専門家が掘り下げ答えていく。非常に分かりやすく、好感が持てる人気番組である。昼間の視聴率も 断トツらしい。そのなかで、天気予報士の「森さん」の解説が特に面白い。

 「滋賀・守山公園で菜の花が1ヶ月早く咲きだしている」との放映があった。早速、近い守山市今浜町地先に出掛けてみた。 ここは、比良山系の対岸に位置し、琵琶湖の東岸にある日本の渚百選にも選ばれた湖畔の自然公園である。約4000平方メートルにカンザキナバナという名前の早咲きの菜の花が、12,000本ほど既に開花していた。

 まだ小正月だと言うのに、黄色一色の菜の花が咲き乱れ、むせるような独特の甘い香りが辺りに漂っていた。まさに、日本文化にも深くかかわってきた四季が崩壊し、 季節感が薄れつつあるように思えた。

第1なぎさ公園の菜の花園を散歩するカップル
一ヶ月早い守山公園の菜の花/TBS「ひるおび!」
黄色一色の世界から三上山が顔を出していた
一ヶ月早い守山公園の菜の花/TBS「ひるおび!」

 さて、天気キャスター森朗のお天気の解説が、実にユニーク。

「今日は晴れると言っていたのに」と恵さんが森さんにツッコミを入れる。 間髪入れず、
「今週は暖かくなってくると言ったのに、今日は寒いじゃないか」と以前の予想を持ち出し、八代英輝弁護士がさらに上乗せをする。

 矛盾が生じるとその都度、言い訳をさせられるが、その背景となる気象に関する理屈を、開き直るわけでもなく・別段焦ることなく淡々として弁明している。が、鋭く攻められ、説明不能に陥ることもある。さすがに、黙して、目線が泳いでしまうこともある。

 一層のこと、気象予報は幾ら測定技術が向上し、精度も上がったようでも予報は予報である。気象を解析する方程式はいまだ解かれていなく、この方程式の「解」を近似的に求める数値シミュレーションが行われている。全国の観測された気温、気圧、風などのデータをもとにスーパーコンピューターで計算されている。が、この初期値のわずかな誤差が非常に大きなズレになってしまう。
 だから、気象庁の予測が悪いのだと、言ってしまえばよいものを、自分がすべてを引き受けるところが、森さんの良さなのであろう。
 
 模型を使うのはいいが、にわか作りなので失敗が多い。糸でつながった仕掛けが思い通りに作動しなくなったり、高気圧・低気圧などの小道具が板から外れたり、てんやわんやになる。最近かなり模型も改善されてきており、スムーズに作動すると私はほっとする。

 

  


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Posted by nonio at 11:23 │Comments( 0 ) 滋賀を歩く 四季
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