2011年01月17日 野洲市久野部東地震災害訓練
今年1月17日(月)、阪神大震災から丸16年になる。各地で犠牲者の追悼も行われているが、わが町でも、「震災の教訓を生かそう」として16日(日)初めて震災の避難誘導訓練が行われた。
阪神大震災の救援体験があった自治会消防隊隊長I氏から、今回の訓練の狙いが説明された。
「阪神大震災では、生き埋めや、閉じ込められた際、95%が自力・家族・友人・隣人に救助されている」さらに続けて「自分の命は自分で守る。そして隣近所、地域社会の人とのつながりの大切さを痛感した」と語られていた。実は、後者の助け合いが防災対策そのものであると強調された。家族の確認後、隣人へのちょっとした思いやりで命が救える。
この反省を踏まえて、個人がバラバラに避難するのではなく、各自治会の組長さん宅に集まり、参加者の安否などの情報を確認後、指定された大公園に避難するようにと提案された。この訓練を通じて、防災 意識を高めると共に、互助精神を育みたい。「まず、隣近所に住んでいる顔を知らなければ話にもならんだろう‥‥」と力説された。
だが、実際災害が発生した場合、どう言う行動を取るだろうかで議論が伯仲した。
「直接、避難場所に行くべきだ。参加者の情報確認は非現実的だ」いや、「隣の人が柱などに挟まれていたら助けに行くだろう。だから、参加者の情報確認は必要だ」など様々な意見が出された。この議論、1回では収拾が着かず2回にわたり続けられた。口角泡を飛ばす激しい議論のやり取りになったが、深く地震災害について考える機会ができ、むしろ良かったようだ。
議論の末、隊長I氏の提案通り、”人とのつながり”をポイントにした避難誘導訓練となった。
当日、寒波に襲われ、地吹雪が舞っていたが、200名の大勢の参加となった。
防犯ベルと共に各組長さん宅に集まり、ここで、安否確認、人員の把握など情報収集を行い、大公園へ集結した。班毎にプラカードを先頭にして予め指定された待機場所に整列した。
訓練とは言え、消防署から消防車、救急車なども出動してもらい、119番通報、負傷者搬送、初期消火などの実地訓練が行われた。この間、寒かった。顔見知りの方達と「実際、地震災害が起こっていればこの寒さだけではすまない」など話していた。そこに、初めての方も輪に入り、共に話が出来た。
滅多に話す機会がない隣人でも、このような訓練と言う場を通じて、徐々に顔見知りが出来、助け合う体制が整っていくのかも知れないと思った。
「炊き出し」は常緑会が受け持った。何人参加してくるのか、予想がつかなかったようだ。天気周りも悪かったが、会長M氏の「足らないことは申し訳ない」との判断で240人分を想定されたようだ。
数日前から大なべ・コンロの準備、食材の調達。
前日は、老人会・子ども会などの女性軍が各自まな板、包丁などを持ち込んで下こしらえの準備に大忙し。当日は朝早くからせっせと炊き込み、抜かりがなかった。訓練が終わり次第の参加者に熱々のトン汁を振舞っていた。寒い中、かなりの好評であった。訓練を計画された自治会の関係者は、降雪の中であったが、望外の参加者数とスムーズに運営できたことにほっとされ、トン汁をすすっていた。
久野部東自治会の地震災害総合訓練に野洲市長 仲善彰が来られ、激励された。この訓練にびわ湖放送の取材もきていた。
5歳の子供さんが負傷したとの想定で、救急車に運ばれた。後日談であるが、この子供さん、救急車のどうしても乗りたいとの思いで、前回の防災訓練の時、志願したとのこと。

消防車による放水訓練

阪神大震災の救援体験があった自治会消防隊隊長I氏から、今回の訓練の狙いが説明された。
「阪神大震災では、生き埋めや、閉じ込められた際、95%が自力・家族・友人・隣人に救助されている」さらに続けて「自分の命は自分で守る。そして隣近所、地域社会の人とのつながりの大切さを痛感した」と語られていた。実は、後者の助け合いが防災対策そのものであると強調された。家族の確認後、隣人へのちょっとした思いやりで命が救える。
この反省を踏まえて、個人がバラバラに避難するのではなく、各自治会の組長さん宅に集まり、参加者の安否などの情報を確認後、指定された大公園に避難するようにと提案された。この訓練を通じて、防災 意識を高めると共に、互助精神を育みたい。「まず、隣近所に住んでいる顔を知らなければ話にもならんだろう‥‥」と力説された。
だが、実際災害が発生した場合、どう言う行動を取るだろうかで議論が伯仲した。
「直接、避難場所に行くべきだ。参加者の情報確認は非現実的だ」いや、「隣の人が柱などに挟まれていたら助けに行くだろう。だから、参加者の情報確認は必要だ」など様々な意見が出された。この議論、1回では収拾が着かず2回にわたり続けられた。口角泡を飛ばす激しい議論のやり取りになったが、深く地震災害について考える機会ができ、むしろ良かったようだ。
議論の末、隊長I氏の提案通り、”人とのつながり”をポイントにした避難誘導訓練となった。

防犯ベルと共に各組長さん宅に集まり、ここで、安否確認、人員の把握など情報収集を行い、大公園へ集結した。班毎にプラカードを先頭にして予め指定された待機場所に整列した。
訓練とは言え、消防署から消防車、救急車なども出動してもらい、119番通報、負傷者搬送、初期消火などの実地訓練が行われた。この間、寒かった。顔見知りの方達と「実際、地震災害が起こっていればこの寒さだけではすまない」など話していた。そこに、初めての方も輪に入り、共に話が出来た。
滅多に話す機会がない隣人でも、このような訓練と言う場を通じて、徐々に顔見知りが出来、助け合う体制が整っていくのかも知れないと思った。

数日前から大なべ・コンロの準備、食材の調達。
前日は、老人会・子ども会などの女性軍が各自まな板、包丁などを持ち込んで下こしらえの準備に大忙し。当日は朝早くからせっせと炊き込み、抜かりがなかった。訓練が終わり次第の参加者に熱々のトン汁を振舞っていた。寒い中、かなりの好評であった。訓練を計画された自治会の関係者は、降雪の中であったが、望外の参加者数とスムーズに運営できたことにほっとされ、トン汁をすすっていた。
久野部東自治会の地震災害総合訓練に野洲市長 仲善彰が来られ、激励された。この訓練にびわ湖放送の取材もきていた。

5歳の子供さんが負傷したとの想定で、救急車に運ばれた。後日談であるが、この子供さん、救急車のどうしても乗りたいとの思いで、前回の防災訓練の時、志願したとのこと。

消防車による放水訓練

Posted by
nonio
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17:46
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地震
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