2017年07月14日    2000年後発芽した大賀ハス/弥生の森歴史公園

  
 読売新聞の光画アルバム四季彩々に「大賀のハス」が咲いているとの記事を見たので、地元の野洲市弥生の森歴史公園にでかけた。

 古代の竪穴住居を背後にして、一輪の薄桃色の大輪が咲いていた。
このハスは、 2000年も長い間、種子が地中に埋もれていたのだが、大賀一郎博士によって、みごとに蘇生、開花したものを譲り受けたものでる。
地下約6mの泥炭層からハスの種子3粒が発掘された。このうち1粒の発芽に成功し、「大賀ハス」と名づけられた。このハスは「世界最古の花」として、海外でも大きい反響を得ている。

 一口に2000年前と言うけれど、日本人がまだ、文字もない時代である。
狩猟生活を経て集団で定住し始め、竪穴住居の近くには、このようにハスも咲いていたのであろう・・・・。 

 いつの日か当てもないのだが、日の目を見るため生き続けていたのだ。これ程、植物の胚芽が丈夫に出来ていたのか、と驚かされ、太古の眠りから覚めた植物の力強いパワーに圧倒された一日であった。

2000年前の古代日本を彷彿させる風景
2000年後発芽した大賀ハス/弥生の森歴史公園

古代の色合いをしていた大賀ハス
2000年後発芽した大賀ハス/弥生の森歴史公園





同じカテゴリー(滋賀を歩く)の記事画像
水位の低下が紡ぐ琵琶湖の幻の道
三上山でホトトギスとの出会い
彼岸花の多彩な色彩と意味
40年に一度の花が咲いた/水生植物公園みずの森
ウツギの魅力と思い出/花緑公園にて
希望ヶ丘で見つけた貴重なキンラン
同じカテゴリー(滋賀を歩く)の記事
 水位の低下が紡ぐ琵琶湖の幻の道 (2023-12-28 03:47)
 三上山でホトトギスとの出会い (2023-11-17 09:38)
 彼岸花の多彩な色彩と意味 (2023-10-09 22:35)
 40年に一度の花が咲いた/水生植物公園みずの森 (2023-07-07 06:04)
 ウツギの魅力と思い出/花緑公園にて (2023-06-17 01:49)
 希望ヶ丘で見つけた貴重なキンラン (2023-05-21 16:48)

※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。