守山水道基本料1年タダ
5月25日、野洲市の水道水が2010年度から赤字転落する見通しを明らかにした。人件費などの経費削減で値上げを回避できるかどうかを検討すると言っています。
さて、守山市は、28日、不況下の生活支援として上水道の基本料金を10月1日から1年間免除する、と発表した。この取り組みは、全国的にもめずらしいと言われています。2005年4月に使用料金を値上げして以降、大規模な設備投資をしていないうえ、供給量も従来通り維持しており、市は「健全財政を維持できる」としています。山田市長は「不況で市民生活や企業経営が圧迫される中、元気をだしてもらいたいというメッセージを込めた」と話しています。 この間、守山市は、約1億5000万円の減収になるが、英断されたようだ。 → …産経新聞…
お役所は、一旦税金で召し上げたお金をこのような形で還元させる守山市は、新しい市制の姿を示しています。
従来は、毎年、2~3月になると、あっちこっちの道路が掘り返されることが目に付きます。お役所は、年度末までに、予算を無理やりでも使い切ってしまうためです。予算を余らせると次年度の予算が減らされてしまう。この単年度主義に問題があります。
家庭や企業ではお金が余ったら貯蓄をして将来に備えるのですが、お役所では、使い切る必要があるのです。その上、予算を拡大する役人が優秀と判断されます。そのために安直で無駄な投資も多くなっているのです。
あまったお金は、無駄なものに使わず市民に返却する守山市に拍手を送ります。
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