仁和寺の裏山成就山(御室八十八ヶ所霊場)
知人から、「四国八十八ヶ所の霊場1200kmを何日も掛けてお遍路をした。37番岩本寺 から38番金剛福寺(足摺岬)までの間、お寺がなく95kmも2日以上歩いた」と自慢話を聞いていたが、今のところ、私は行く気にはならなかった。
そんな折、京都の仁和寺の裏の成就山に行けば、四国をお遍路しなくても、同等のご利益を受けることができると聞き、「京都・雷電の旅と成就山登山」の計画に乗ってみた。
春になると、中国から偏西風に乗って小さな砂やちりが大気中に浮遊している黄砂が飛散し、霞んだ空になる。最近では、PM2・5が問題視されている。大気中に漂う微粒子のうち直径2・5マイクロメートル以下と特に小さいもので、大気汚染物質を中国の大都市を通過する時に黄砂に付着するようだ。 このため、参加者も警戒してマスクを着用していた。 尖閣列島・黄砂、さらに鳥インフルエンザと、何かと人騒がせな隣国である。
京福電鉄のワンマンカーに乗り、御室駅から、「お山めぐり」の出発点にやってきた。
成就山は 最高点の標高は236mで、昼食も含めて 3Kmほどの道程を、3時間かけて一周してきた。この間に88か所のお堂などが設けられていた。次々とお堂が現われてきた。お堂には、呪文のような言葉が書かれた木版が何枚も吊り下げられていた。
四国八十八ヶ所の霊場を歩いてきた仲間に聴くと
病気を治す薬師如来には、「おん ころころ せんだり まとうぎ そわか」” と唱えながらお願いするのだと教えてもらった。
千手観音様は千本の手で救い上げもらうので、「おんばさら たらまきりく」と・・・・・。それぞれのお堂に書かれていには「ご真言」がかかれているようである。
この真言は音が重要であること から、翻訳せず音写を用いられているので、余り意味を詮索するのでなく、そのまま、唱えるのがいいかもしれません。八十八ヶ所ぐるりと回ってきました。
48番 西林寺が成就山の頂上
一周して八十八箇所結願寺 大窪寺
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