美味しいスイカの作り方

nonio

2009年08月16日 16:26

 「8月14日、東近江市役所で15㎏の超特大のスイカが展示された」との新聞記事がありました。旧角井村(東近江市)で栽培されていた角井スイカ。「地元の特産品を復活させよう」と5年前から取り組んでいるとのこと。 

 毎年、小生は、大玉スイカが大きくなるのを楽しみながら作っています。昨年、うまく育ち10~11kgを収穫しましたが、今年は、天候不良で、真夏の日照時間が不足気味で、少し小ぶりだが、8.8kgのスイカが採れました。
 小生にとって、スイカ作り方は、3mX2.5mの下準備をしてから、1株で2ケ育てて、自家製の「ぼかし肥」をふんだんに施肥します。このこだわりを持って栽培しています。

                 着果後15日目のスイカ


 スイカは連作障害が発生しやすい野菜の筆頭で、6年の休栽間隔をあけなければならないので、必ず市販の接木を購入してきます。苗は茎が太く、節間の詰まったものを選択します。無論、品種には拘りませんが、大玉で昔から馴染みのある緑色の皮に黒い縞模様のあるものを選んでいます。                                                                                           
                                  収穫前のスイカに孫がいたずら
 スイカ作りは、やたらと手間がかかります。スイカ作りに限らず土作り、ツルが伸びたら3~4本に絞り、着果作業、株の周辺に追肥、敷きわら、水やり、玉の回転などすることが色々あります。ところで、スイカの栽培は難しくなく、放任しても、それなりのものが出来るのですが…。

 シャリシャリ感がしてコクのある甘味を持った一味違った美味しいスイカを作るには、小生流のポイントがあります。
 スイカは、本ツルではなく孫つるにできるので、子ツル2~3本として後は思い切って刈りとります。そして、ツル 同士が重ならないように四方に伸びられるように整えます。

 雌花は、7節、15節、22節頃に開花します。 始めの雌花(7節)が、いくら立派に鎌首を持ち上げてきても育てず、摘果します。15節以上にピンポン玉くらいのふくらみがある雌花を大切に育てます。尚、受精をする必要はありませんが、確実に着果させるために、雄花の花粉を雌花のめしべにつけて、人口受粉させた日付を記録した札を吊るしておきます。

 そして、1株に2ツ多くても3ツのスイカを肥大化させます。その他は、すべて摘果します。決してスイカの数をたくさん取ろうと、欲張らないことです。時々、「5個もスイカの実が着いた」と喜んでいる人が居られますが、そのスイカは甘味のない”みずくさい”ものしか出来ません。

 3mX2.5mの面積に念のため2株を植えますが、どちらか優れた方を育て、他方を間引きして、ゆったりと育てることです。せこせことした育て方をしないほうが、美味しく巨大なスイカが収穫できます。

 追肥ですが、着果した回りにぼかし肥を2~3握り施肥します。ぼかし肥の基本配合比は、こめぬか・油かす・魚かすを1ℓ容器で、5回:4回:1回の割合としますが、スイカ・イチゴ用ぼかし肥は、魚かす比率を多めにした特別仕立て品を使います。
自家製ぼかし肥は ぼかし肥の作り方を参照。
尚、ぼかし肥には、燐酸成分が不足気味になりますので、化学肥料「過燐酸石灰」を直接、畑にすき込んで、補っています。その他の化学肥料は、植え付け時に僅かだけやる程度に留めます。

 その他、注意をしなければならないことがあります。カラスの襲撃です。せっかく、収穫真じかに、つつかれることがありますので、釣り糸で、張り巡らしておきます。羽根に釣り糸が触れることを極度に嫌うので、カラスが寄ってきません。

                     スイカの収穫
 最も難しいのが、収穫タイミングです。鈍い音や巻きヒゲの枯れ込みなどで判断しますが、日付の札から45~50日で収穫します。

 最も美味しい時期は、”棚落ち”寸前が美味しい。一般の市販されているスイカで、中央に棚落ちしかけしたものは商品価値が落ち滅多に見かけませんが、家庭菜園ならでは味わえるものが手に入れることが出来ます。味は最高。包丁を入れたときにバリッと、勝手にはじけて割れます。

          
  








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