昨年に続き、ヒガンバナの開花が遅れ気味だ。
水田が広がっているところに一か所だけ、周囲より盛り上がった台地状がある。そこでかなり昔から野菜が育てられてきた。私もその一角を借りて家庭菜園をしているのだが、モグラが住み着き厄介である。もぐらは穴を掘るだけで、直接的な被害はあまりない。問題は、その穴を通って野ネズミが、野菜を食い荒らすので困ったものである。
長年、畑をしているおばさんは、その対策として、畑の周りに「ヒガンバナ」を植え付け、天敵から田畑を守っている。
「ヒガンバナを植え付けて効いているの」と、おばさんに聞いてみた。
「皆さんが言うほど、私のところでは野菜の実害がないなぁ~」。
この草は、毒があるので大丈夫と聞くと、
「あまり気にしてない」と、至って元気である。でも、私はヒガンバナを決して植え付ける気がしない。
茎がニョキニョキと出始め、咲くのを今か今かと思っていると、一つのつぼみが開くと全部が競って深紅に染め上げた。
花茎が伸び始めて1週間。開花して1週間。それで、花も茎も枯れてしまった。否応なしに秋の気配を享受させられた。