希望が丘に咲く「カキラン」
鏡山山麓には"カキラン"が自生していることを、かなり前から知っていた。その葉っぱなどの姿には出会っていたが、咲いている花弁を観たことがなかった。 "カキラン"の花名から柿のよう姿をしているのであろうかとか。たぶん柿色のように黄色をしているに違いないと色々と思いめぐらしていた山野草のひとつであった。
私は、希望が丘の「希望が丘を歩こう」のサポートをしており、この鏡山の北側に広がっている台地には、かなり足を踏み入れている。この花とは相当相性が悪いのであろう、中々出合うことが出来なかった。
25年6月23日(日) 「初夏の花と鏡山の道を歩く」と題した希望が丘を歩こう(ハイキングAコース)に参加し、案内をした。職員H氏がわざわざ、近寄ってきて、「カキランが群生しているところを見つけた」と耳打ちしてきた。
カキランは、滋賀県のレッドデータに指定している希少種には該当していないことから、絶滅のおそれがない種のようだ。だけど、確実に見られなくなっている。奥まったところの湿地で、初めてお目にかかった。これで、希望が丘に自生している出合った山野草がまたひとつ増えた。
鏡山山麓に咲いたカキラン
まだ開花していないので、何とも言えないが、この山野草は”とんぼそう”のようだ。蘭の一種だが、花弁がトンボにそっくりなので付けられた少し変わった植物。
後日、家内を連れて、"とんぼそう"が開花する時期を見計らって、同場所に訪ねた。森林センターの駐車場まで自動車で行き、そこから歩いて往復15000歩以上を要した。だが、どうしても出合うことできなかった。それも2日かかりだ。
"とんぼそう"に出合うのは、来年以降いつまでかかることやら・・・。気長に探すか。
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