希望が丘のヒナノシャクジョウ希少野生動物種
鏡山山麓の滝不動の岩場周辺で「ミミカキグサ」を探していたところ、30~40mm程度の白い花が咲いていたので、とりあえず、写真に撮ってみた。花名が分からないので、小生の花好きの友達に問い合わせたところ、分からないとの返事であった。少し経ってから、希望が丘HA氏からEメールがあった。「ヒナノシャクジョウという名前だそうです。翌々日HIさんが写真をとりにいかれたら、もうイノシシに荒らされてなくなっていたそうです」との連絡があった。はじめて、ヒナノシャクジョウとの名前が分かった。
よく調べてみると、森林の自然が豊かでないと生えないため、環境の指標ともなっている貴重な植物であることが判った。森林の林床で夏場に咲くため、一般にはほとんど目にすることはない。鏡山山麓は、まだまだ人手に染まらない貴重な自然が残っている証しでもあった。
葉緑素を持たない小型の腐生植物で、日陰に生え、葉は退化している。小型で姿が僧侶の持つ錫杖に似ているのでこの名がある。
壷状白い花が並んでいる姿は、なかなか愛らしい。
ヒナノシャクジョウは、ふるさと滋賀の野生動植物の希少野生動物種に指定されている。
ヒナノシャクジョウ(ふるさと滋賀の野生動植物)
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