比良山脈の蛇谷ケ峰
日付 10月12日
コースタイム JR近江高島 9:00 バス富坂口 9:20〜9:40出発
朽木スキー場出合 12:00〜12:30 蛇谷ケ峰 12:45
滝谷ノ頭13:00 ボボフダ峠 13:30 畑バス停 14:50着
当面、比良山脈を中心に登山を行っている。今回は、比良山脈の北に位置する主峰蛇谷ケ峰に
登り詰め、ボボフダ峠から畑に戻るコースである。
蛇谷ケ峰に登る代表的コースは、4ツほどあるが、我々は、バス終点畑の手前にある富坂口バス停から、玉津島神社を通り、蛇谷の沢を渡ってp475mから尾根筋を伝って朽木スキー場出合p805mを目指した。
このルートは、冬季積雪期の下山時に使われる程度で、一般ルートではない。全く道標がなく未経験者だけでは、踏破できない。倒木も多く登山路も荒れ気味で踏み跡が僅かにある程度であった。反面、自然林の中に、しめじ類のきのこも見られ、本当の自然を満喫することが出来た。
p475m付近の自然林1
p475m付近の自然林2
縦走路に出るとかなりのハイカーと出会った。「想い出の森」「朽木スキー場」から来たのであろう。
この日は、天気予報通り、寒くなった。このため、吹きさらしにならない蛇谷ケ峰直下で昼食を取った。
昼食後、蛇谷ケ峰にたった。360度展望できて素晴らしかった。
朽木の人達は、この山をオグラスと呼んでいる。漢字で「小椋栖」と書き、由来のある古名を持って
いる。奈良の都が造られた際、ここから木を伐り出したという歴史もある山でもあり、私は、オグラスと
呼ぶ方が遠い昔を彷彿させてくれる。
この日は、若干曇り勝ちであったが、安曇川のデルタ地帯と中央に流れる鴨川上流の
蛇谷沢も見られ、我々の登ってきたルートもほぼ確認できた。
安曇川のデルタ地帯と中央に流れる鴨川
仲間の一人が、カシミール3Dを駆使して蛇谷ケ峰からのパノラマ展開図を作成してきた。この地図
には、数々の峰の名前が書き込まれているので便利であった。
琵琶湖の向こうに見える白山から、伊吹山、鈴鹿山脈、更にぐるりと回って比良山など360度の
峰々を地図と照らし合わせながら「あれでもない、これだ」など言いながら確認した。
頂上は、風も強く寒かったが、楽しい一時であった。
武奈が岳方面の山々
蛇谷ケ峰の一角から、東側の尾根伝いに下山した。途中滝谷ノ頭で一休みして、ボボフダ峠まで
一挙に下った。
ボボフダ峠からは、つづら折れの道を下っていく道中に立派な「モミの木」があった。その周辺に
目を凝らすと「モミの木」の苗木が育っていた。今後どこまで育つのかな!
立派な 「モミの木」 「モミの木」の苗
「畑」から「横谷」に通じる道路を横断し、鹿よけの頑丈な留め金を外してフエンスを潜った。
民家に通じる小道であるが、人が通らないため雑草が生い茂っていた。掻き分け進んでいくと
棚田に入った。
ここは、高島市の「日本の棚田百選」に選ばれた畑(はた)の棚田でなく、
もっと奥まったところで、外部から人はめったに訪れない静かな田畑の原風景があった。
田畑の原風景
畦道に入ると、可憐な草花が咲いていた。名前は、あまり自信がないが、名前を付けた。
①コミヤカタバミ
②ハクサンフウロ
③キリンソウ
① ② ③