私は、四季のうつろいを、誰よりも一足早く感じています。啓蟄の頃、ジャガイモを植えつけ、春の到来を待ち。残暑に耐えがたい頃に、白菜の種をまき、秋がきたと感じています。
さて、昨年秋、
琵琶湖河川事務所が管理している野洲川の堆肥を貰いに行った時、 「ことしの白菜が、まかないね」と知人が話しかけてきた。私も、薄々感じていたのだが、・・・・。
地元の長年畑をやっている人から、「今年の作物は、白菜の巻きがあまいが、トマトがうまく育った」。
二人から同じ事を聞くと、なんだかホントのように思えてきた。
特に、私の畑の大玉桃太郎トマトが、一本も青枯れさせずに、実がたわわになったことが、より後押しした。
更に、決定的なことがあった。
手広くやっている飲み屋だが、鍋の野菜には白菜を欠かすことができないのに、キャベツだった。全く考えられないことであった。
後日、スーパーの店舗で驚くなかれ、ひと玉の白菜が、500円の高値。
余りにも高いので半割、四分の一として売られていた。
この時、白菜の結球が遅れていると、確信した。
今迄と同じように育成していたのに、なぜなのか、つくり方を検証してみた。
年内に巻くか巻かないかの決め手になるのが、播種時期。
家庭栽培の先生が「この辺(滋賀県)では、9月5日を越えて播種すると、巻かない」と口を酸っぱく言っていた。
だから、私は、8月末に播種を済ましている。尚、夏場の畑はカラカラなので、水やりも便利なポットで育苗。
もうひとつ、気にしているのが、シンくい虫だ。
外葉は多少食われても致し方ないが、蛾などの幼虫が生長点の芯葉を食い荒らすと、どうしょうもない。この芯止で、ほとんど全滅した苦い経験がある。仕方なく、初期段階にだけ、農薬を使っている。
今回もこの点もぬかりなく、やり過ごしてきた。
さらに、植物は太陽の光、水、大地の養分を用いて育っている。天候の要素が大事だ。
気温が下がってくる9月下旬までにしっかり外葉を育てておくことが重要で、 「天候が悪かったから……」と言い訳しても、それ以上の問題解決をしない。そこで、以下の救済方法をとった。
本来白菜はとても肥料食いでなので、速効性の液肥を与えれば、自力をつけて乗り越えていくかもしれないと思い、液肥を徹底的にやってみた。1~2週間後、みるみる結球が開始しだした。一旦巻き始めると、後は待つだけだった。
従前と同じように葉が巻いて、ずっしりした白菜が収穫。白菜は、畑で長時間保存が可能なので、植えっぱなしだ。
寒締めしながら、冬の味覚を楽しんでいます。
気象庁の昨年度の纏めの中で「今年の秋の西日本は寡照だった」と公式に報告されている。
でも、私は、日照時間が短いことを、気象庁発表よりもっと以前に植物から知り得ていたようだ。
今年はよく雪が降り、畑は根雪状態