希望が丘/一本の木

nonio

2014年07月26日 13:40


 希望が丘周辺には何かにつけて出かけている。言ってみれば、私の体調のリズムを司っているフィールド。主に西ゲートからかえでの森までのウォーキングであり、時折、「希望が丘ハイキング」のサポートをしている関係上、東ゲートまで足を延ばすことがある。

 さて、過日、野洲図書館ギャラリーに「一本の木」の写真が展示されていた。ぷらっと見て回った。少しアングルが変わっていただけで、写真の木はどう見ても同じ木であった。その上、どこかで見たようで、懐かしさを覚えた。

 展示されているSさんとの立ち話では、 「希望が丘をウォーキングしている時、一本の南京はぜの木に出会った。 写真を撮りに通い始めて6年が経ちました。この度、写真展を開きました」と。
さらに、「写真の先生が一つの対象を撮り続けると勉強になるとの勧めもあった」とも語られていた。
手渡された葉書サイズのパンフレットには「 むどらしか 」と書かれていた。
「 むどらしか 」ですかと何回も念を押したが、同じ答えが返ってきた。暗号ではなく、どうも大分弁で「可愛い」という意味らしい。この名前のフォトアルバムむどらしか⇐クリック)を発信されていた。

 「わたしも、希望が丘周辺の山野草を追って、5年ほど経ちます」と相槌をした。お互い同じようなことをして人生を楽しんでいるようであった。Sさんは「齢を重ねてもワクワクする日常を噛みしめています」と結んでおられた。そして、希望が丘の山野草探しにも興味を持ってもらったようだ。

 早速、この木を探し出すことにした。 当てがないので、希望が丘の入口になっている西ゲート・南ゲート・東ゲートを起点にして、順次あたってみた。それぞれのゲートを隈なく歩き回り、さらに、中央道路・周辺の自転車道路・・・・そして、東ゲートへと足を延ばしていった。
そうこうしている内に、多目的広場である円形に土堤の盛られた小高い丘に「一本の木」を見出した。広々とした空間にたった1本だけ、のびのびした姿をしていた。

東ゲートの円形に土堤の盛られた多目的広場に「一本の木」


草刈機で芝生が刈られた「一本の木」


 後でわかったのだが、この木は希望が丘文化公園公式ブログのテンプレートに載っていた。だから、どこかで見たことがあったのだ。



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