金網戸に掴まったツクツクボウシ
昨日、昼下がり暑い最中、開けっ放しの部屋で本を読んでいた。
いきなり、「ツクツクツクボーシ・ツクツクボーシ」の鳴き声に振り返ると、何を間違えたのか、せみが金網戸に掴まっていた。
そっと、近づいていっても逃げる気配がなく、この金網の掴まりぐわいが、よほど気に入ったようだ。ひとしきり、鳴き続けた。「ウイヨース!」を数回、そして最後に「ジー…」と鳴き終わった。
しばらくたつと、最初から、「ツクツクツクボーシ・ツクツクボーシ」と再びやり出した。
いつの間にか、公園から聞こえていた「シャンシャンシャンシャン」とけたたましく鳴いていたクマゼミに代わっていたことも、この時、気づかされた。
日中は限り無く暑いが、いよいよ、朝夕、涼風が吹く季節に変わろうとしていることを知りました。
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