ビワコマイアミランドの絶滅危惧植物タチスズシロソウ

nonio

2012年05月04日 22:43


 友人から「野洲市吉川の琵琶湖岸で絶滅危惧植物『タチスズシロソウ』にかれんな花がこの連休に見頃を迎えた」との伝言があった。ビワコマイアミランドは近いので早速、出かけた。

 ビワコマイアミランドの駐車有料と書かれた入口の案内の人に、花の名前が難しいので「絶滅危惧植物の『〇〇・・・』の花を見たいのです」と言った。
「花の見学は無料です」といって道順を説明してくれた。5月に大型連休中で、大勢の人が出入りしていたのに、拘らず、丁寧に対応してくれた。
 バーベキューをするためのリヤカーを引いていく人に混じって湖岸の白砂を歩き出し、人気がしないところまで進むと、『タチスズシロソウ』の群生地があった。





 ここで、写真を撮っていると、のんびりと休暇を楽しんでいる方が「何を撮っておられるのですか」と尋ねてきた。
 入口の親切な案内人に聞いたこと受け売りした。「約20年前にタチスズシロソウの小群落が研究者によって確認されていたが、知らないうちに消えてしまった。8年前ビーチバレー場作りのため砂浜を耕したところ、埋もれていた種が掘り起こされ、5月連休の頃に白い花が咲くようになった・・・」

「この花、単なる雑草では・・・」と説明を求めてきた。

「確かに雑草ですが、絶滅危惧植物に指定された『タチスズシロソウ』の国内最大群落らしい。京都大生態学研究センターが調査し、全国の推定生息数(約1万株)を1カ所で上回る大群落であることが分った」と知っていることを話すと、目の色が変わり、皆さん、写真をとりまくった。
すると益々人が集まってきた。





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