エイザンスミレそれともヒゴスミレ
昨年、スミレと言えば、濃紅紫で、葉はすらっとしたへら形と決め付けていましたが、希望ケ丘(滋賀県希望ケ丘文化公園)へ行く途中、この僅かな道中で数々のスミレに出会い感動を覚えました。
スミレの仲間探し
このことをウォーキング仲間に話していたら、一株のスミレを譲り受けました。名前もわからないまま、育てたものです。この時まで出会ったスミレの葉っぱの形状は、すらっとしたへら形・ハート形・円形などでありましたが、もらった株はスミレとは思えない鋭い切り込みのある葉っぱでした。
彼女は長年、野洲市の地元で暮らしてきたヒトで、「この辺りの野山で採取した」と言っていました。こんな葉っぱのスミレはこの辺りで見たことがありませんでした。
夏場には、木陰など半日陰になるような場所に移動して、毎日水遣り、液肥やりなど結構手間がかかりました。冬には枯れてしまい駄目かと思いそのまま放置しておいものです。今年になり立派に花を咲かせることが出来ました。
早速、山野草に詳しい友達に写真のメールを送ったところ、葉っぱの切れ具合から「エイザンスミレ」との返答がありました。和名の由来は「比叡山に生える菫」ということからつけられたらしい。
この言葉を頼りに、図書館で調べました。山野草の図鑑を眺めている内に、葉がエイザンスミレよりもさらに極端に細裂する点と花色が白い点が気になり始めました。
もう一度、葉っぱを観察すると5裂。どうやらスミレの名前は、「ヒゴスミレ」ではなかろうか?
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